ジャックムス（Jacquemus）、生誕15周年記念し “La Casa”コレクションを発表｜ブラックピンクのジェニーがフィナーレを飾る

6月10日（現地時間）、ジャックムス（Jacquemus）は、ブランド生誕15周年を祝福する “La Casa” コレクションを、イタリアのカプリ島で発表した。

ランウェイショーが行われたのは、カプリ島の海を臨む息を呑むような崖の上に建てられたマラパルテ邸の屋上パティオ。マラパルテ邸は、ジャン=リュック・ゴダール（Jean-Luc Godard）監督による1963年公開の映画『軽蔑』の名シーンが撮影された場所で、ここを舞台にショーを行うことはサイモン・ポート・ジャックムス（Simon Porte Jacquemus）にとって「15年前にスタートして以来の最大の夢」だった。ショーの招待客はわずか40名のみで、デュア・リパ（Dua Lipa）、ペギー・グー（Peggy Gou）、アロン・パイパー（Arón Piper）、マヌ・リオス（Manu Ríos）などのセレブリティや、ジャックムスの友人らが招かれていた。

青い海と壮大な風景を背景にモデルたちが華麗に歩く様子は、メゾンのアイコンである南仏のエスプリを夢のように表現した。ショーのファーストルックは、クリーム色のタフテッド・バスローブ・コートから始まり、その後、赤、クリーム色、漆黒、白のショールカラーのジャケットが登場。また、ハイウエストの膝下丈のAラインスカート、フルテーラードのパンツ、バミューダパンツ、大きなスリットが入ったシアードレスなど、始まりから終わりまでジャックムスならではのミニマリズムと大胆なカラーパレットが際立った。

ショーのフィナーレには、BLACKPINKのジェニー（JENNIE）がクレープ素材の黒いミディドレスに身を包み、ランウェイモデルとして登場。手には、ゴールドの金具が付いたライトターコイズ色の新作バッグ「Le Rond Carré」を持ち、足元には、白と黒の渦巻き模様のミュールを合わせた。また、ヘアスタイルは、シルバーのヘアクリップで飾られた低めのシニヨンで、全体的にシックなエレガンスを体現した。

ジャックムス（Jacquemus） “La Casa”コレクションの全てのルックは以下のギャラリーから。