『クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ』展が東京へ ドリーミーな空間に1500点以上を展示

ディオール（DIOR）『クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ』展が、遂に東京で開幕する。開催は2022年12月21日（水）から2023年5月28日（日）までの期間、東京都現代美術館（MOT）行われる。

この展示会はパリを皮切りに、ロンドン、上海、ニューヨークなど、世界各地を巡回してきた回顧展だ。同展覧会は、キュレーションをフロランス・ミュラー、空間演出をOMAのパートナーである建築家の重松象平が担当。創設者クリスチャン・ディオールが影響を受けた芸術から、彼の庭園に対する愛、豪華な舞踏会の魔法、「ディオール」のコレクションに影響を与えていた日本の豊かな創造性への魅力など、素晴らしい発見を伴う75年を超える情熱にスポットが当てられている。

1500点以上が展示されるドリーミーな空間には、「ニュールック」の永遠の象徴である「バー」スーツをはじめとした、過去から現在までのアクセサリーやオートクチュール モデルの数々。クリスチャン・ディオール、そしてイヴ・サン＝ローラン、マルク・ボアン、ジャンフランコ・フェレ、ジョン・ガリアーノ、ラフ・シモンズ、マリア・グラツィア・キウリといった後継者である歴代のクリエイティブ ディレクターたちが考案した作品のひとつひとつが公開される。

今月19日に開幕に先がけ行われたプレスプレビューでは、ディオール ジャパン アンバサダーの新木優子、中谷美紀、横浜流星、ディオール ビューティー ジャパン アンバサダーの山下智久、柴咲コウ、吉沢亮、水原希子、Cocomiなど豪華な顔ぶれが並んだ。

また、来日中のアーティスティック・ディレクターのマリア・グラツィア・キウリ（Maria Grazia Chiuri）や、クリスチャン ディオール クチュール（CHRISTIAN DIOR COUTURE）会長兼最高経営責任者（CEO）であるピエトロ・ベッカーリ（Pietro Beccari）らが登壇。同展の開幕に際して、喜びの意を述べた。

キウリ氏は、「2016年に『ディオール』のアーティスティック・ディレクターに就任し、17年には日本でショーを開催したが、今回はそれ以来の来日です。様々な側面や国とのつながりを展示したエキシビジョンになっています」とコメント。ベッカーリ会長兼CEOは、「1953年には大丸と契約を結ぶなど、メゾンと日本の間には長い歴史がある。アーティスティック・ディレクターのマリア・グラツィア・キウリを含め、私達は日本から多くのインスピレーションを受け、作品に落とし込んできました。素晴らしい作品をこのように具現化できて非常に嬉しいです」と挨拶した。

同展では、ディオールと日本との至誠かつ貴重な絆を称える特別な世界観が繰り広げられる。