コティ(Coty)社、インフルエンサーのレナ・ゲルケとライセンス契約し、新フレグランス LeGerを発売

Coty

5月7日(現地時間)、ラグジュアリーブランドのフレグランスを手掛けている美容コングロマリットのコティ(Coty)社は、ドイツのテレビ司会者、モデル、起業家として知られるレナ・ゲルケ(Lena Gercke)と新たなライセンス契約を締結したことを発表した。

インスタグラムで330万人のフォロワーを抱え、多彩なキャリアのタイトルを持つゲルケは、自身のファッションブランド「LeGer」も展開している。コティ社は、ゲルケとの長期に渡るライセンス契約の一環として、「LeGer」から初となるフレグランス製品を開発し、販売していく計画だ。

Lena Gercke
Courtesy of Lena Gercke’s Instagram

コティのコンシューマー・ビューティ部門のチーフ・ブランド・オフィサーを務めるステファノ・クルティ(Stefano Curti)は、声明で次のようにコメント。

「私たちは、レナ・ゲルケとコラボレーションし、私たちが共有するビジョ ンをビューティー分野で実現できることを嬉しく思います。レナのファッションブランドLeGerは、ドイツで最も急成長しているパーソナルファッションレーベルの一つで、ファッションを通じて女性に力を与える、ユニークでありながら時代を超越した作品を生み出しています。私たちはレナと共に、彼女らしいフレグランスでビューティー市場での存在感を高めることに興奮しています。」

また、LeGerのCEO兼創設者であるレナ・ゲルケは、「コティとのパートナーシップは、私たちがビューティー分野に進出するにあたり、ブランドにとって新たな大きな一歩となります。業界のリーダーであるコティと協力し、レジェの創始を支えた理念である、自由に自分を表現し、自分であることに自信と心地よさを感じることができるという考えを象徴するフレグランスを開発できることに感激しています」とその喜びを伝えた。

現在、コティ社の売上は好調だ。5月6日に第3四半期の売上高を発表した同社は、ウォール街の予想を上回り、ラグジュアリー品とマス向け製品の世界的な安定した需要に乗り、年間目標の上限を達成できるだろうと述べた。

同社はまた、2024会計年度のコア売上高が、以前予測した9%から11%の成長の上限になることを期待しており、年間調整後の一株当たりの利益も、以前の見通しである44セントから47セントの上限になると見込んでいる。