ドーター オブ シモーヌ(Daughter of Simone)2026年秋「Moon River」──愛と郷愁を紡ぐブライダルコレクション

Daughter of Simone
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10月16日(現地時間)、ブライダル・ブランドの「ドーター オブ シモーヌ(Daughter of Simone)」が新作コレクション「Moon River(ムーン・リバー)」を、ニューヨークのホテル・チェルシー(Hotel Chelsea)で発表した。

今季は、ヴィクトリア時代のボックスプリーツや、70年代から着想を得たラッフル、そして繊細なフレンチコードレースのスカラップトリムなど、異なる時代のエッセンスをモダンに融合させたラインアップが揃う。

“永遠の愛”をテーマにした、詩的でロマンティックな世界観

このコレクションのインスピレーション源は、ヘンリー・マンシーニによる名曲『Moon River』にある。ブランド創設者でありデザイナーのブリタニー・カスタノス(Brittany Castanos)は、この楽曲を通じて祖父母の愛を想起したと語る。

「『Moon River』は、私の祖父母の曲でした。この曲を耳にするたび、あの頃の二人の姿が浮かびます。1940年代に恋に落ちた彼らの生活は、クリスタルのゴブレットやシャンデリア、ビッグバンドの音楽、クロスナプキンとキャンドルで飾られた食卓、そして祖父が丹精を込めて育てた庭のバラなど、その時代のエレガンスに満ちていました。」

カスタノスは、祖母が台所で料理をし、祖父がピアノを弾く、そんな穏やかで幸福な日々を思い出しながらコレクションを作り上げた。

「彼らの愛の物語とこの曲は、私の最も幸せな記憶の中でひとつに織り込まれています。このコレクションは、まさにそんな“永遠に続く愛”の感覚を感じていた時期に生まれました。深く満たされ、夢のようで、時間を超える愛。その瞬間、人はこう思うのです──ああ、これが本当の愛の形なのだ、と。」

ノスタルジーとモダンの共鳴

そんな「Moon River」コレクションには、過去への郷愁と現代の自由な感性をひとつに結びつけた作品に仕上がっている。ヴィンテージライクなディテールが紡ぎ出すロマンチックなムードは、まるで月光の下で揺れる水面のように柔らかく、静かに心を満たす。

ドーター オブ シモーヌ(Daughter of Simone)、新作「Moon River」ブライダルコレクションのすべてのルックは、以下のギャラリーから。

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