テスラCEOイーロン・マスク氏が430億ドルでTwitter (ツイッター)を買収提案

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アメリカ電気自動車メーカー大手テスラ最高経営責任者のイーロン・マスク氏が、ツイッター社に買収を提案していることが、13日付で米証券取引委員会(SEC)に提出した資料で明らかになった。

同氏は取締役に就任予定だったが、当日になって突然辞退。敵対的買収を仕掛けるのではという噂が浮上していた。

マスク氏は現在ツイッター株の約9.2%を取得しており、ツイッター社の筆頭株主だ。

今回米証券取引委員会(SEC)提出された資料によると、1株54.20ドル(約6790円)での買収を提案しているとのことで、買収が実現した場合の企業価値は430億ドル(約5兆4000億円)強に達すると言われている。

マスク氏が提案した取得額は、1日の終値に38%上乗せした水準であり、ツイッターの株価は14日の時間外取引で一時7%近く急伸した。

他のソーシャルメディアと比較すると、近年成長鈍化に直面していたツイッターだが、「言論の自由」を求めるマスク氏の買収が実現すれば、ソーシャルメディアにおける不適切投稿の監視など運営基準が大きく変わるのではという期待がかけられ、マスク氏は「ツイッターには並外れた可能性がある。私がそれを引き出す」と主張している。