アレッサンドロ・ミケーレが手がける初のヴァレンティノ(Valentino)2025年リゾートコレクション

Valentino
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ヴァレンティノ(Valentino)2025年リゾートコレクション

6月17日(現地時間)、ヴァレンティノ(Valentino)は2025年リゾートコレクションを発表した。171のルックで構成されたこのメンズとウィメンズのコレクションは、今年4月に着任した新クリエイティブ・ディレクターの アレッサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)が手がけるデビュー作だ。

ミケーレは前任だったグッチ(Gucci)時代に、マキシマリズムの思想を吹き込み、異なるパターン、色、素材をふんだんに使用することでメゾンのイメージを一新し、大成功を納めてきた。しかし、今回ミケーレがヴァレンティノで創り上げた作品は、同様のデザインアプローチの再来というわけではない。「(アヴァン・ル・デビュット)Avant le Débuts」と命名されたこの初コレクションは、ヴァレンティノのアーカイブに魅了されてきたミケーレのヴァレンティノ・ガラヴァーニ(Valentino Garavani)に対する敬意が示されたものであり、イタリアのファッションハウスの歴史的なエレガンスを讃えたものであった。

コレクションについてミケーレは、1968年のヴァレンティノ・ガラヴァーニの「Sfilata Bianca」にインスピレーションを受けたと告白。文化的、象徴的遺産の豊かさ、常に生み出してきた不思議な感覚、そして創設者のヴァレンティノ・ガラヴァーニとジャンカルロ・ジャンメッティが惜しみない愛情を注いで与えた貴重なアイデンティティ。これらは常にミケーレにとって欠かすことのできないインスピレーションの源であり、彼は、自身のクリエイティブなビジョンでメゾンのDNAを再解釈した。

公開されたルックは、ミケーレのマキシマリズムなスタイリングを残しつつも、そこにメゾンの美学的コードが深く美しく融合し、よりフェミニンで優しく、落ち着いた印象だ。洋服には、繊細なレース、フリル、ポルカドット、刺繍入りのケープやファーカフスが施されたコート、頭に巻かれたターバンなど華やかなヴィンテージの要素が取り入れられ、アクセサリーは、何連にも重なったパール、ブローチやコサージュ、グローブ、ラウンド型サングラス、レイヤードベルトといったアイテムが最大主義的なアプローチを加えている。

ヴァレンティノ(Valentino)2025年リゾートコレクション

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ヴァレンティノ(Valentino)2025年リゾートコレクション

当初ブランドは、6月のメンズウェアとオートクチュールコレクションの発表には参加しない意向を示していたが、10月に店頭に2025年リゾート・コレクションが並ぶ前に、商品を披露する方が良いだろうとの意思決定をし、急遽このルックブックが公開された。

なお、ミケーレがヴァレンティノで初めて手がける2025年春夏コレクションのランウェイショーは、9月29日にパリで行われる予定だ。

ヴァレンティノ2025年リゾートコレクションの全てのルックは、以下のギャラリーから。