米ヴォーグが130周年を記念し、ニューヨークファッションウィーク中にランウェイショーを開催

米Vogue(ヴォーグ)誌がニューヨークで初のエクスペリエンス型のランウェイショーを開催することを発表した。

このVogueランウェイイベントである「Vogue World : New York」は同誌の130周年を記念して行われ、Vogue Global 9月号のテーマである”Fashion’s New World”にインスパイアされたものだ。

開催日はニューヨークファッションウィーク期間中の9月12日に開催される。

ランウェイショーでは2022年秋冬コレクションのルックが紹介され、Balenciaga (バレンシアガ), Dior (ディオール), Gucci (グッチ), Valentino (ヴァレンティノ), Burberry (バーバリー), Coach (コーチ), Michael Kors (マイケルコース),  Collina Strada (コリーナストラーダ), Ralph Lauren (ラルフローレン), Tory Burch (トリーバーチ) などの有名ファッションブランドが名を連ねる。

VOGUE World: New York

現在米Vogueのウェブサイトでは、このイベントに参加するためのチケット販売がされており、フロントロウシートが3000ドル、セカンドロウシートが1,800ドル、サードロウシートが750ドルだ。またスタディングは130ドルで販売されていたが、現在全て売り切れとなっている。学生は無料で学生パスの取得が可能。

フロントロウチケットの購入者は、ニューヨークのダウンタウンにあるフォーシーズンズホテルに特別価格で宿泊出来るという特典もある。

また、実際の来場者はランウェイの鑑賞だけではなく、ストリートフェアエクスペリエンスを通して、Vogueがキュレーションしたニューススタンドや、提携しているトップファッションブランドの限定版アイテム、パートナーであるModa Operandi、Mytheresa、NET を通じてショッパブルなルックセレクションにアクセスが出来る。

今回のイベントで得たチケットの収益は、全てCFDA/Vogue Fashion Fundとして、次世代を担うアメリカのファッション デザイナーの育成やサポート資金に使われるとのこと。

ライブストリーミングはVogue.comの他、Vogueが所有する全てのグローバルサイト、Vogue Runwayのアプリ、Twitterで配信予定。また、Vogueのソーシャルメディアではランウェイのバックステージの限定公開映像やショッパブルなアイテムの企画などが予定されている。

コンデナスト社のチーフコンテントオフィサーであり、Vogue誌のグローバルエディトリアルディレクターであるアナ・ウィンター氏は、 「ニューヨークは今日のファッションのように絶え間なく、ダイナミックで活気に満ち溢れており、このランウェイショーに完璧な場所です。色々な意味でニューヨークはファッションなのです。ニューヨークはファッションを深く愛する人々を引き寄せる磁石であり、私たちはそれに敬意を示したかったのです。また、これは世界中の観客の皆さんが、ニューヨークのストリートとライブストリームを通して、どこからでも参加できるパーティーでもあります。 私たちはVogue World をお見せするのが待ちきれません。」と今回のイベント開催について述べている。