キャロリーナ ヘレラ(Carolina Herrera)、2026年春夏コレクションをマドリードで開催へ

Carolina Herrera

ニューヨークを拠点とするラグジュアリーブランド、キャロリーナ ヘレラ(Carolina Herrera)が、2026年春夏コレクションをスペインのマドリードで発表する。開催日は2025年9月18日。ショーの会場は現時点では非公開とされているが、その前夜には、親交の深いゲストたちを招いたプライベートディナーが予定されており、ブランドの世界観に浸る特別な時間が用意される。

このコレクションは、2023年のリオデジャネイロ、2024年のメキシコシティで開催されたリゾートショーに続く“デスティネーション型”の第3弾。しかし今回は、メインラインとしては初めて、ニューヨーク ファッションウィークを離れての発表となり、ブランドの歴史においても異例の試みだ。

クリエイティブディレクターのウェス・ゴードン(Wes Gordon)は、このマドリード開催に寄せて次のようにコメントしている。

「マドリードは、私が世界で最も愛してやまない都市のひとつです。歴史、芸術、文化、建築……そのすべてが豊かで、独自の美意識と“生きる喜び”をもつ人々が息づく場所。訪れるたびに、私はインスピレーションで満たされるのです。」

ブランドとマドリードの縁は、今回が初めてではない。2023年には、ティッセン=ボルネミッサ美術館と提携し、「Maestras – Women Masters」展のスポンサーを務めている。アンジェリカ・カウフマン(Angelica Kauffman)、ソニア・ドローネー(Sonia Delaunay)、アルテミジア・ジェンティレスキ(Artemisia Gentileschi)らによる100点以上の作品が紹介され、スペイン文化への深いリスペクトを示した。

さらにゴードン自身も、『Vogue España』の2024年ファッション基金の審査員として参加するなど、スペインのクリエイティブコミュニティと積極的に関わってきた。

今回のマドリードショーでは、スペインのクラフトマンシップとアートを称えるべく、現地の職人やアーティストとのコラボレーションも計画されているという。伝統と現代が交差するこの都市で、キャロリーナ ヘレラの美学が再び、鮮やかに更新されることだろう。

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