英国の高級宝飾店であるジェシカ マコーマック(Jessica McCormack)は、歌手で女優のゾーイ・クラヴィッツ(Zoë Kravitz)を初のブランドアンバサダーに起用した。
同ブランドは、2025年に初の海外店舗を、ニューヨークのマディソン・アベニューに構える予定だ。クラヴィッツの起用は、米国進出に先駆けて行われるキャンペーンの一環となる。
ブランド創立者兼デザイナーのジェシカ・マコーマックは、2020年にロンドンで共通の友人を介してクラヴィッツに出会ったという。
マコーマックはこの起用について、「ジュエリーと私たちの技術に対する純粋な愛情から、ゾーイが私たちと一緒に働いてくれることは、とても光栄なことです。これ以上の感激と未来へのインスピレーションはありません」とコメント。
クラヴィッツもまた、「私はジェシカと彼女のジュエリーを心から愛しています。2人の女性クリエーターとして、お互いの作品に愛と尊敬の念を抱いています」とキャンペーンを共に作り上げることへの喜びを述べた。
ニュージーランド出身でロンドンをベースに活動するマコーマックは、2008年に自分の名を冠するブランドを設立した。彼女はブランド立ち上げ前、世界有数のオークションハウス、サザビーズ(Sotheby’s)のジュエリー部門で働いていたという。
同ブランドは、モダンでエレガントなジュエリーデザインが特徴であり、立ち上げ時から着実に人気を集めてきた。2020年のエンデバー・ファンド・アワード授賞式では、メーガン妃がブレスレットを着用する様子がキャッチされるなど、現在では多くのセレブリティに愛用されている。
また2023年末に同社は、ロンドンのスローン・ストリート140番地に2号店をオープンさせた。店舗の隣は、ティファニーやカルティエが立ち並ぶ。
メイフェアのタウンハウスをイメージした2階建ての店内には、コンテンポラリーアート、アンティーク、特別なオブジェと共にジュエリーが飾られ、ジェシカ マコーマックの洗練された美学を体現した空間だ。
来年にニューヨークに初となる店舗を構えることで、英国生まれのこのブランドは、多くのニューヨーカーたちの心を掴んでいくに違いない。