カルバン クライン(Calvin Klein)、クリエイティブ・ディレクターにヴェロニカ・レオーニを指名

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5月30日(現地時間)、PVH Corp.傘下のカルバン クライン(Calvin Klein)は、ヴェロニカ・レオーニ(Veronica Leoni)をコレクション・クリエイティブ・ディレクターに起用し、ランウェイに復帰することを発表した。

レオーニの起用によって、カルバン クラインはブランドのレガシーを守りながら、次世代の消費者にインスピレーションを与えるための戦略的ステップを推し進めていく。

2023年LVMHプライズのファイナリストであり、クイラ(QUIRA)の創設者でもあるヴェロニカ・レオーニは、ジル サンダー(Jill Sander)、セリーヌ(Céline)、モンクレール(Moncler)、ザ ロウ(The Row)など、世界で最も有名なファッションブランドで働いた経験持つ人物だ。

今後レオーニは、コレクションのクリエイティブ・ディレクターとして、カルバン クラインのモダンな美学と業界の深い専門知識を融合させ、ブランドの究極の表現をデザインする役割を担う。また同時に、カルバン クラインのグローバルブランド・プレジデントのエヴァ・セラーノ(Eva Serrano)の直属で働き、コレクションから得たインスピレーションをメインラインのポートフォリオとレッドカーペット反映させていく。

なお、レオーニが手がけるコレクションは、2025年秋にデビューし、メンズとウィメンズのアパレル、アンダーウェア、アクセサリーを展開される予定だ。

セラーノはこの起用に関して、「カルバン クライン・ブランドの最高峰であるコレクションのクリエイティブ・ディレクターにヴェロニカを任命できることを誇りに思います」と述べ、「ヴェロニカのライフワークが、この瞬間のために、そしてカルバン クラインの新しい時代を定義する機会のために準備されてきたことは、最初の会話から明らかでした。デザインに対する彼女の目的意識的なアプローチと仕事に対する倫理観が、私たちが共有する価値観と相まって、私たちのアイコニックなブランドをさらに豊かにし、世界中の消費者の心に響くコレクションを生み出すと確信しています」と語った。

また今回の発表に際して、レオーニは「カルバン クラインのストーリーの新たな章を執筆する機会をいただき、感激するとともに光栄に思っています。何十年もの間、カルバン クラインは大胆な自己表現というアイデアを解釈してきましたが、私はスタイルとクリエイティビティに強いアクセントを加えることで、それに力を与えるつもりです。エヴァ・セラーノのビジョンと信頼に深く感謝しています。私のキャリアは、ファッション界で最も先見の明のある女性たちとの刺激的な出会いに彩られてきましたが、彼女もその一人です。また、アメリカン・ファッション界で最も影響力のあるブランドのひとつを祝う素晴らしい機会を与えてくれたPVHのステファン・ラーソンCEOにも感謝したい」と喜びを述べた。