伝統と革新が共存する東京、銀座の街に新しいエルメス(Hermès)のアドレスが加わった。6月26日(現地時間)、エルメス(Hermès)は、東京、銀座三越の1階(東京都中央区銀座4丁目6-16)に新店舗をオープンさせた。
銀座の昼と夜の顔、そしてそのダイナミックなエネルギーにインスピレーションを得た空間を形づくるのは、コントラスト豊かな色彩、光の反射、都会のサインが織りなす幾何学模様。
新店舗のデザインは、パリの建築設計事務所 RDAI社が担当し、銀座のエレガントで活気ある雰囲気を醸し出しながら、メゾンのエスプリを際立たせる空間を体現した。また店内のディテールには、グレックの照明や、まだら模様のテラゾー床にはめ込まれたフォブールのモザイクなど、象徴的なディテールが随所に織り込まれている。
一歩店内に足を踏み入れると、黄色とピンクのモザイクの床が来店者を迎えてくれる。この十字型のタイルは、ローズを基調とした波打つパネルでできた繭のような空間へと来店者を導き、香水がホーム・ユニバース、レディス・シルク、ファッション・ジュエリーと並んでお目見えする。
さらに店内を進むと、レザーと乗馬コレクションの展示が。右側には、時計とジュエリーのエリアがイエローの折り紙細工に包まれ、左側には、2つのフィッティングルーム、ラウンジ、3つのサロンへと続く通路があり、それぞれレディースとメンズのシューズ、レディースとメンズのプレタポルテが展示されている。
店内に更なるエレガンスを添えるのは、メゾンの三代目の社長であるエミール・エルメス(Émile Hermès)のコレクションから厳選されたアート作品と、エルメス現代写真コレクションだ。そこには、ベルギーの写真家、ハリー・グリュヤート(Harry Gruyaert)が撮影した馬のたてがみのオフキルターな構図も含まれている。また、フランス人アーティストZim and Zouによるアートワーク「空飛ぶフォーブル(Flying Faubourg)」も、ウィンドウ・ディスプレイを華やかに彩る。
なお、開店直後の6月26日(水) ~ 6月30日(日)の期間は、来店者の混雑緩和のため、来店が抽選による事前予約制となっている。7月1日以降は、来店制限がなくなり、通常営業予定だ。
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