ジバンシィ(Givenchy)、新CEOにアレッサンドロ・ヴァレンティを任命

Alessandro Valenti

7月2日(現地時間)、ベルナール・アルノー(Bernard Arnault)が率いるLVMH傘下にあるジバンシィ(Givenchy)は、新しいCEOにアレッサンドロ・ヴァレンティ(Alessandro Valenti)を任命したことを発表した。

ジバンシィの前CEOであったルノー・ドゥ・レスケン(Renaud de Lesquen)は4年で同職を退任し、ヴァレンティは彼の後継者としてメゾンの歴史における新たな章を率いることになる。

約25年間に渡るラグジュアリー・ファッション業界で豊富な経験を持つヴァレンティは、ヴェルサーチェ(Versace)、ジョルジオ アルマーニ(Giorgio Armani)、ラルフ ローレン(Ralph Lauren)を経て、2014年にルイ・ヴィトンのフランスおよびモナコ担当のCEOとしてLVMHグループに入社した。

LVMH・ファッション・グループのCEOであるシドニー・トレダノ(Sidney Toledano)は、「アレッサンドロは25年にわたる国際的な経験を持っています。ルイ・ヴィトンでの10年以上の経験を含む高級品業界に関する幅広い知識、リテールにおける定評ある専門知識、そして経営手腕は、ジバンシィを新たな高みへと導く上で欠かせない財産となるでしょう。」と述べ、「また、ルノーが2012年にLVMHグループに入社して以来、クリスチャン・ディオール・クチュール、クリスチャン・ディオール・パルファム、そして最近ではジバンシィで多大な貢献をしてくれたことに感謝したいと思います」と付け加えた。

なおジバンシィは、前クリエイティブ・ディレクターのマシュー・ウィリアムズ(Matthew Williams)が今年1月で退任し、現在は、クリエイティブ・ディレクターが不在の状態でスタジオチームがコレクションのデザインを行っている。