フレイザーズ(Frasers)がヒューゴ ボス(Hugo Boss)の株式を戦略的に追加取得

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7月10日(現地時間)、英国最大のスポーツ用品小売業者のフレイザーズ・グループ(Frasers Group)は、ドイツ生まれのファッション・ブランド、ヒューゴ ボス(Hugo Boss)への投資を拡大したことを発表した。

現在、フレイザーズ・グループは、ヒューゴ ボスの株式総数の7.99%に相当する5,627,661株の普通株式と、ヒューゴ ボスの株式総数の13.81%に相当する9,721,000株の普通株式をプットオプションの売却を通じて保有している。

これにより、フレイザーズ・グループのヒューゴ ボスに対する純取得利益の最大総エクスポージャーは、2024年7月10日の終値で評価された普通株式保有分を考慮に入れると、4億9,000万ユーロ(4億1,500万ポンド)となる。

今年初め、フレイザーズ・グループはヒューゴ ボスの株式を段階的に売却し、その価値は約7億7千万ポンドから約5億8千万ポンドに減少した。

しかし、最近のヒューゴ ボスの株価下落を受けて、新たな株式購入が合理的な投資だと判断。2024年初頭には約69ユーロで取引されていたヒューゴ ボスの株価は、現在約39ユーロ(約40%の下落)となっており、これにより同グループは以前よりも低価格で株式を取得することが可能となった。

フレイザーズ・グループは、過去にも様々な企業への戦略的投資を行ってきたが、今回のヒューゴ ボスへの投資増加は、同社の高級ファッション市場における影響力をさらに強化するための一環と考えられる。

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