バレンシアガ(Balenciaga)、サンパウロのイグアテミ・ショッピングセンターに新店舗をオープン

Balenciaga

8月19日(現地時間)、デムナ(Demna)が率いるバレンシアガ(Balenciaga)は、ブラジル・サンパウロにあるイグアテミ・ショッピングセンターに新たな店舗をオープンした。

この新店舗は3,230平方フィートの広さを誇り、メンズ・ウィメンズのレディ・トゥ・ウェアをはじめ、靴、バッグ、アクセサリー、アイウェア、ジュエリーなど、幅広い商品を取り揃えている。

店舗デザインには、同社の「エクスペリエンシャル・ロー・アーキテクチャ」コンセプトを採用しており、建設現場や廃墟を思わせる独特のスタイルが特徴だ。既存の建材を活用して建設されたこの店舗は、原材料の使用を最小限に抑え、バレンシアガのサステナビリティへの取り組みを反映している。

店内には、ブラシ仕上げのコンクリートフロアが敷かれ、まるで歩道タイルを連想させるデザインが施されている。また、無処理のコンクリートスラブで作られた壁や棚が、屋内外を一体化させた空間を演出。天井にはグリッドや工業用照明システムなどの設備が見えるように設置され、地元で製造されたヴィーガンレザーを使用したアルミ製のテーブルやベンチ、アノダイズ加工された金属の棚やライトボックスも、全体のデザインに調和している。

このイグアテミ店は、バレンシアガがブラジルで展開する3店舗目で、他にはサンパウロの別のイグアテミ・ショッピングセンターとリオデジャネイロのビレッジモールにも店舗がある。

バレンシアガは、独自のデザイン哲学とサステナビリティへの強いコミットメントを反映した店舗展開を続けており、今回の新店舗オープンは、ブランドのさらなるグローバルな成長を示す重要なステップだ。ブラジル市場におけるプレゼンスを強化することで、地域の顧客とのつながりを一層深め、バレンシアガのブランド価値をより一層高めることを目指している。