ロレアル(L’Oréal )がスイスのスキンケア企業、ガルデルマ(Galderma)社の株式を10%取得

Galderma

8月5日(現地時間)、美容業界の世界的大手の一つであるロレアル(L’Oréal )は、スイスのスキンケア企業、ガルデルマ(Galderma)社の株式を10%取得したことを発表した。ロレアルは、EQTが主導するコンソーシアムであるSunshine SwissCo AG、アブダビ投資庁(ADIA)、およびAuba Investment Pte. Ltdから株式を取得。取引額は公表されていない。

この動きは、両社が新たな研究開発(R&D)協力を進めるための覚書を締結したことによるものであり、今回の提携で、補完的な研究プロジェクトに焦点を当て、皮膚科分野での先進技術の開発を目指していく。ガルデルマとロレアルは、肌の老化の兆候に対する新たなパフォーマンスを提供するための革新を加速させたいとしている。

ガルデルマのCEOであるフレミング・オルスコフ(Flemming Ørnskov)は、「私たちは、ロレアルを新たな長期的株主として迎えることを喜ばしく思っており、ロレアルからの投資は、私たちの戦略、実績、成長の可能性に対する信頼の表れであると考えています。私たちは、私たちが日々サービスを提供している世界中の顧客、患者、消費者のために、科学的パートナーシップの機会を共に追求していくことを楽しみにしています」と、声明で述べた。

一方、ロレアルは、Sunshine SwissCo AGに対して慣例的なスタンドスティルおよび入札義務に同意しており、ガルデルマの取締役会およびガバナンスには変更が予定されていない。EQTのグローバルヘルスケアセクター共同責任者であるマイケル・バウアー(Michael Bauer)は、「少数株式をロレアルのような評判の良い戦略的パートナーに売却することは、ガルデルマの成長をサポートする私たちの戦略の一部です」とコメントした。

ガルデルマは40年以上にわたり皮膚の科学に対する揺るぎないコミットメントを示しており、R&Dへの継続的な投資により、最新の皮膚科イノベーションの最前線に立ち続けている。今回の提携により、ガルデルマとロレアルは、急成長する皮膚科市場において新たな技術と製品の開発を進めることを期待している。

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