2025年1月にイタリアのフィレンツェで行われるピッティ・ウオモ(PITTI UOMO)にて、MM6 メゾン マルジェラ(MM6 Maison Margiela)がゲストデザイナーを務めることが発表された。ピッティ・ウオモは、毎年2回開催される世界有数のメンズファッションの祭典だ。
前衛的なクリエイティビティを誇るMM6 メゾン マルジェラは、イベントのために特別にデザインしたメンズコレクションを発表する予定である。ショー会場は未定だが、フィレンツェのどこかで行われるとのこと。また、続く2月にはミラノウィメンズファッションウィークでもコレクションを披露することが決定している。
1997年に誕生したMM6 メゾン マルジェラは、常に予想を超えた視点からワードローブを再構築してきた。メゾンのアーカイブに敬意を払いながらも、独自の世界観を持ち続け、仕立ての常識を巧みに打ち破るデザインを特徴とし、独自の生地処理と先進的な技術を駆使し、ジェンダーレスなプレタポルテからシューズ、アクセサリー、レザーグッズに至るまで、幅広いアイテムを展開。背面に施された白い水平ステッチは、MM6の象徴的なディテールとして、ブランドの強烈なアイデンティティを示している。
ピッティ・ウオモのスペシャルイベントコーディネーターであるフランチェスカ・タッコーニ(Francesca Tacconi)は、「MM6が持つ挑発的なスタイルは、その独自性から多くの人々に親しまれています。MM6のアイテムは、今この瞬間を捉えたさまざまな姿勢や行動を探り、内面的な非同調の象徴として表現されています。その独立したスタイルは、完璧さではなく、不完全さの美しさを祝福しているのです」とコメント。さらに、「仕立ての解体と個性を対話させることで、フィレンツェで発表されるメンズコレクションは、私たちのルーツに立ち返りながらも現代的な解釈を加えています」と語った。
一方で、MM6 メゾン マルジェラは「来年1月のピッティ・ウオモにゲストデザイナーとして招かれたことは非常に光栄です。MM6のスタイルと精神を反映させたメンズウェアプロジェクトを通じて、フィレンツェの舞台で我々のビジョンを披露することを楽しみにしています。約20年ぶりにメゾンマルジェラがピッティの舞台に戻ることとなり、現代的なメンズワードローブを通じて、MM6のクリエイティブなプロセスとコンセプトを体現する機会を得られたことに感激しています」と声明を発表している。