ヴィクトリア ベッカム(Victoria Beckham)のCEOマリー・ルブランが退任へ

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10月7日(現地時間)、ヴィクトリア ベッカム(Victoria Beckham)のCEOであるマリー・ルブラン(Marie Leblanc)の突然退任が発表された。彼女は家族と共に過ごすためにフランスへ帰国するという。

ヴィクトリア ベッカムは、1週間前にパリ ファッションウィークにて最新コレクションを披露したばかり。新たなCEOはまだ指名されておらず、暫定的にVBL(ヴィクトリア・ベッカムを統括するグループ)の会長、ラルフ・トレダノ(Ralph Toledano)がCEOを務めていくようだ。

ルブランは2018年にプロダクトディレクターとしてVBLに参画し、2019年にCEOに昇格。ルブランの在任期間中、ヴィクトリア・ベッカムは赤字から黒字へと転じ、年間売上は2倍以上に拡大。2023年には総収益が8910万ポンドに達し、3年連続で成長を遂げてきた。またルブランの指導の下、ブランドは見事な再ポジショニングを果たし、ロンドンからパリ ファッションウィークへの移行を成功させたことも大きな功績だろう。

ヴィクトリア・ベッカムは声明で、「マリーはこの5年間、素晴らしいパートナーであり、CEOでした。強く、知的で、インスピレーションを与える女性がそばにいてくれたことにとても感謝しています。私たちは多くの挑戦を共に乗り越え、デザインやプロダクトについて熱心に話し合い、常に共通の目標―美しいブランドと収益性のあるビジネスの構築―を見失うことはありませんでした。彼女がこれまでに果たした重要な役割に感謝し、彼女の次なるステージでの成功を心から願っています」と感謝の意を述べた。

また、トレダノ会長も「マリーは非常に惜しまれます。彼女はブランドの素晴らしい再建を実現し、加速的な成長の準備を整えました。心から彼女を称賛し、感謝したいと思います。マリーの今後のキャリアが輝かしいものになることは間違いありません」とコメント。

ルブランも声明で、「この5年間、CEOとして会社を率いる機会を与えてくれたヴィクトリア、取締役会、そして会長のラルフ・トレダノに心から感謝しています。NEOのサポートと、素晴らしいVBチームの努力により、新しいブランド価値提案を作り上げ、ビジネスを立て直すことができました。これは大きなマイルストーンであり、創造性を核に据え、ヴィクトリアの美学とブランドDNAを高品質な製品と結びつけ、顧客とのエンゲージメントを推進することができたことを非常に誇りに思っています。再びヴィクトリアと素晴らしいチームに感謝し、今後の成功を楽しみにしています」と語った。

NEOインベストメンツの創業者、デビッド・ベルハッセン(David Belhassen)は、「マリーがプロダクトディレクターとしてヴィクトリア・ベッカムに入社した当初から、彼女にはCEOのポテンシャルがあると感じていました。リスクを取った結果、彼女は期待を上回る成果を上げました! ブランドの再建は素晴らしく、加速が始まり、ブランドは非常に魅力的なものとなりました」とルブランの功績を称えている。

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