ルイ ヴィトン(Louis Vuitton)、ロンドンのヒースロー空港ターミナル2に新店舗とカフェをオープン

Louis Vuitton

ルイ ヴィトン(Louis Vuitton)は、このほど、ロンドンのヒースロー空港ターミナル2に新たな店舗とカフェ「ル・カフェ シリル・リニャック(Le Cafe Cyril Lignac)」をオープンした。近年同ブランドは、旅と文化のメゾンとしての地位をさらに強化し、ホスピタリティビジネスを重要な成長分野と位置づけ、その拡大へと動いている。

ルイ ヴィトンの新店舗は、未来的なデザインで知られるアート・アーキテクト、マーク・フォルネス(Marc Fornes)とのコラボレーションによって設計された。フォルネスはニューヨークの「THEVERYMANY」を率いており、2023年のミラノ国際家具見本市ではルイ ヴィトンと共に印象的なパビリオンのインスタレーションを手掛けた人物だ。

今回の店舗のエントランスはテクノロジーと未来的なドーム形状をしているのが特徴で、内装はトラベルテーマにちなんだ、レッド、イエロー、ブルー、ホワイトのカラーが基調となっている。店内は主に、ウィメンズ向けのアイテムが並んでおり、一部男性用アクセサリーやレザーグッズも取り扱いがある。

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また、この店舗空間に溶け込むように隣接するのが、ルイ ヴィトンのカフェ、「ル・カフェ シリル・リニャック」だ。レストラン内のインテリアには、温かみのあるオレンジとゴールドのトーンが使用されており、アトリエ・オイ(Atelier OI)によるカラフルなモビールが空間に遊び心を加えている。

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この「ル・カフェ シリル・リニャック」は、フランスの著名シェフ、シリル・リニャック(Cyril Lignac)とのコラボレーションによって実現した。リニャックは、パリやサントロペ、ロンドンでフュージョンレストランやパティスリーを展開しており、カジュアルでありながら洗練された料理で高い評価を受けている。

カフェでは、ロイヤルエッグやクロワッサン、アボカドトーストといった朝食メニューから、クロックムッシュやロブスターロール、ビーツとゴートチーズのサラダなどのランチメニューまで、リニャックが監修した幅広い料理が楽しめる。また、ルイ ヴィトンならではのデザートとして、パティスリーやマンゴーイートンメスも提供され、空港内での食事に更なる特別感を齎してくれる。

テーブルウェアは、ルイ ヴィトンの「アート・ドゥ・ラ・テーブル」シリーズの食器やテーブルマットが使用されており、メゾンの美意識を細部からも感じ取ることが出来る。

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ルイ ヴィトンは、2020年以降、世界中に20以上のレストランやカフェ、空港ラウンジを展開してきたが、イギリスでの展開は今回が初めてのことだ。これまでにオープンしてきた銀座の「Le Café V」や、サントロペの季節限定レストラン、ドーハ国際空港の空港ラウンジでは、それぞれが独自のコンセプトで設計されており、ルイ ヴィトンならではの体験を呼び起こす場所となっている。

メゾンの新たな世界が体験出来るヒースロー空港のルイ ヴィトン新店舗とカフェ「ル・カフェ シリル・リニャック。ロンドンを訪れる際には、是非立ち寄りたい。

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Courtesy of Louis Vuitton