スキャパレリ（Schiaparelli）、アジア初となるリテール展示会「Through the Keyhole」を上海で開催

ダニエル・ローズベリー（Daniel Roseberry）率いるスキャパレリ（Schiaparelli）は、2024年10月18日から、ブランドとしてアジア初となるリテール展示会「Through the Keyhole」を上海のプラザ66モールで開催している。

この展示会は2024年11月6日まで行われ、ローズベリーが手掛けたアクセサリーやジュエリー、オートクチュールの作品が展示されるほか、プレタポルテも紹介されている。

パリのヴァンドーム広場にあるスキャパレリの「歴史的サロン」を再現するかのようにデザインされた展示では、地上階にそびえ立つ金色の鍵穴型インスタレーションが来場者を迎える。テクスチャーのある壁には、ブランドを象徴する解剖学的モチーフが施され、来場者は鍵穴を模した入り口を通り、1930年代に建築家ジャン・ミシェル・フランク（Jean-Michel Frank）が手掛けた独創的なデザインにインスパイアされた空間へと誘われる。この空間は、スキャパレリのユニークなスタイルを余すところなく反映しており、ブランドの長い歴史とアートへの情熱を、まるで体感するかのように味わえる特別な場である。

さらに、館内ではツアーガイドがスキャパレリの壮大な歴史と作品の魅力を語り、大型スクリーンではローズベリー自身が創作の裏側や作品に込めた思いを語る映像が上映されることで、ブランドのクリエイティブなビジョンに深く触れることができる。また、2024年春夏コレクションや秋冬コレクションのプレタポルテ作品もプライベートスイートにて特別に展示されており、来場者にはラグジュアリーで没入感のある体験が提供されている。

スキャパレリの最高経営責任者であるデルフィーヌ・ベリーニ（Delphine Bellini）は、この展示について「この中国での初の展示は、国際的な存在感を拡大するという当社のグローバル戦略の一環です。ブランドの独自性と排他性を守りつつ、プラザ66のように卓越した顧客サービスへの情熱を共有するパートナーと共に、他にはない体験を提供する素晴らしい機会です」と語っている。

現在スキャパレリは、パリのヴァンドーム広場をはじめ、ロンドンのハロッズ内ショップインショップ、ニューヨークのバーグドルフ・グッドマン、そしてダラスとビバリーヒルズのニーマン・マーカス旗艦店を含む、世界に5つの常設販売拠点を展開中。さらに、ローズベリーの故郷であるダラスのノースパークでは、ホリデーシーズンに向けた特別なアクセサリーを取り揃えた期間限定ショップが2024年1月31日までオープンしている。

 

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