クレージュ(Courrèges)、新CEOにマリー・ルブランを任命

Marie Leblanc

10月21日(現地時間)、フランスのラグジュアリーブランド、クレージュ(Courrèges)は2024年11月4日付でマリー・ルブラン(Marie Leblanc)が新たな最高経営責任者(CEO)に就任することを発表した。ルブランは、エイドリアン・ダ・マイア(Adrien Da Maia)の後任として、クリエイティブディレクターのニコラス・デ・フェリーチェ(Nicolas Di Felice)と共にブランドの次なる成長を牽引する役割を担う。

ルブランは最近までヴィクトリア ベッカム(Victoria Beckham)のCEOを務め、同ブランドを収益性の高いライフスタイルブランドへと成長させてきた。ヴィクトリア ベッカム在任中、ルブランのリーダーシップのもとブランドの業績は赤字から黒字へと転じ、年間売上は2倍以上に拡大。2023年には総収益が8910万ポンドに達し、3年連続で成長を遂げた。また、ブランドは見事な再ポジショニングを果たし、ロンドンからパリ ファッションウィークへの移行を成功させたこともルブランの大きな功績だ。また、それ以前には、イザベル マラン(Isabel Marant)やセリーヌ(Celine)でデザインとコレクション開発に従事し、ソニア リキエル(Sonia Rykiel)でも働いた経歴を持つ。

新しい役職に就任するにあたり、ルブランは「クレージュに加わることは大変光栄です。このブランドは、豊かな伝統と現代の革新を併せ持つ特別な存在です。チームと共に、クレージュの大きな可能性をさらに引き出していくことを楽しみにしています」と喜びの言葉を述べた。

また、アルテミス(ARTEMIS)の会長兼CEOであるフランソワ・アンリ・ピノー(Francois Henri Pinault)は、マリー・ルブランの指導力を高く評価しており、「マリーはクリエイティブプロセスに深く関与しながら、それを支えるオペレーション戦略を巧みに構築する能力を持っています。これは、クレージュが成長を続けるために不可欠な要素です」と声明でコメント。ピノーはまた、ダ・マイアのこれまでの貢献に感謝の意を示し、彼が今後起業プロジェクトに挑戦する予定であることを明らかにした。

この発表に先立ち、クレージュは昨年、ダ・マイアがリードしたブランド再生の取り組みにより売上を2倍に増やし、小売ネットワークの拡大を進めていた。今後、ルブランのリーダーシップのもと、クレージュはさらに飛躍を遂げることが期待されている。

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