ファッションテクノロジー業界をリードする「CLOバーチャルファッション(CLO Virtual Fashion Inc.)」が、新たにデジタルファッションデザイン専用の学習プラットフォーム「CLOアカデミー(CLO Academy)」を開設した。
CLOバーチャルファッションは、「最先端の布シミュレーション技術を駆使し、衣服に関するあらゆるニーズを支援すること」をミッションとして掲げている。3Dガーメントデザインソフトウェアから、デジタルアセット管理・コラボレーションプラットフォーム、さらにEコマースにおけるバーチャルフィッティングといった消費者向けサービスに至るまで、CLOの製品やサービスはすべて相互に連携しており、これまでに、ブランドやデザインチーム、ユーザーに統合的かつ包括的な体験を提供してきた。
デジタルファッション教育の新たな総合ハブ「CLOアカデミー」
CLOバーチャルファッションが新たにローンチした「CLOアカデミー」は、デザイン業界の急速なデジタル化に対応すべく、初心者からプロフェッショナルまでを対象に、CLOソフトウェアのスキルを体系的に学べる充実したカリキュラムを提供する。指導にあたるのは、業界のプロフェッショナルを育成してきた実績を持つ「CLOインストラクター」と呼ばれる経験豊富な専門家である。
ユーザーは基礎コースを修了後、応用的な専門コースへと進むことができ、業界標準のスキルを自己のペースで確実に習得できるよう設計されている。ビデオチュートリアルや練習用ファイル、クイズ、インストラクターからの個別サポートなど、多様なサポート体制が整備されており、学習を深めるためのリソースも豊富である。
プロフェッショナル向け資格取得の機会も
CLOアカデミーでは、さらなる高度なトピックや技術に関する選択科目のスタンドアロンコースの提供も予定している。また、熟練したCLOユーザー向けに「個人ユーザ認定試験」を英語で年に数回実施し、自身のCLOスキルを評価し、公式の認定資格を取得できる機会も提供する。
CLOアカデミーのアカデミックリードを務めるジム・サイモン(Jim Simon)は、「デジタルファッションコミュニティへの貢献を目指し、業界の進化するニーズに応えるカリキュラムを構築しました」と述べ、ソフトウェアの単なる操作方法にとどまらず、デザイン業界で即戦力となる実践的スキルの提供に力を入れていると説明した。その他にも、ユーザーのフィードバックを積極的に収集し、最新トレンドや業界のニーズに迅速に対応し続けることで、常に実務的で価値ある学習環境の提供を目指していくという。