11月4日(現地時間)、アエッフェ グループ(Aeffe Group)傘下の「アルベルタ フェレッティ(Alberta Ferretti)」は、アレクサンドラ・ランプレヒト(Alexandra Lamprecht)をブランド初のゼネラルマネージャーに任命したことを発表した。
ランプレヒトはクリエイティブディレクターのロレンツォ・セラフィニ(Lorenzo Serafini)と共にブランドの新たな成長フェーズに挑む役割を担い、アエッフェ グループの長であり、アルベルタ フェレッティ創設者の兄でもあるマッシモ・フェレッティ(Massimo Ferretti)に報告を行う。この新たなチームの再編により、同ブランドは、さらなる成長と国際市場での拡大を目指していく。
ランプレヒトは、これまでにフェラガモ(Ferragamo)やヴァレンティノ(Valentino)、エトロ(Etro)といったラグジュアリーブランドで経験を積み、業界での豊富な知識を築き上げてきた人物だ。
フェレッティは「彼女が業界で20年にわたり培ってきたプロフェッショナルなスキルと、彼女の前向きでダイナミックな個性が、アルベルタ フェレッティブランドを新たな成長段階に導く上で重要な役割を果たすと確信しています」と声明で述べ、「アレクサンドラの参加により、非常に有能で野心的、エネルギッシュなチームが完成し、ブランドの新しい章を描いていけるでしょう」と続けた。
ランプレヒトも「この新しい役職に就けることを大変嬉しく思っており、フェレッティファミリーの信頼に感謝しています」と、意気込みを示し、「ブランドの全チームと共に、ブランドの新たな成長と発展を始め、イタリアンラグジュアリーの最も純粋なビジョンに根ざしたその遺産をさらに高めることを楽しみにしています」と付け加えた。
この再編の一環として、アエッフェグループは「フィロソフィー バイ ロレンツォ セラフィニ(Philosophy by Lorenzo Serafini)」ブランドを2025年秋シーズンからアルベルタ フェレッティに統合し、ブランドの魅力を一層引き立て、未来を見据えたポジショニングの強化を図る計画だ。また、2024年9月にクリエイティブディレクターとして新たに就任したロレンツォ・セラフィニによるデビューコレクションが2025年2月に発表される予定なので、これによりブランドに新たな風が吹き込まれるダロウ。
さらに、グループ全体にわたる再編と効率化の取り組みが加速しており、市場関係者の間では外部からの資本投資の可能性にも注目が集まっている。
一方で、グループの業績はイタリアや米国といった主要市場における消費減速の影響を受けており、2024年11月14日に発表される予定の9ヶ月間の財務報告が、その今後の展望に対してどのような影響をもたらすか、多くの関心が寄せられている。