ルイ ヴィトン（Louis Vuitton）、ニューヨークに新たな旗艦店をオープン｜カフェとチョコレートショップも米初上陸

11月15日（現地時間）、高級ブランドのルイ ヴィトン（Louis Vuitton）は、ニューヨーク市の旗艦店の改装に伴い、仮設のフィフスアベニュー旗艦店をオープンした。この店舗は、約3年間にわたる改装期間中の代替店舗として機能し、店内にはアメリカ国内初であるルイ ヴィトンのカフェとチョコレートショップが展開される。

さらに注目すべきが、アメリカに初上陸したルイ ヴィトンのカフェ「ル カフェ ルイ ヴィトン（Le Café Louis Vuitton）」とチョコレートショップ「ショコラ マキシム フレデリック（Chocolat Maxime Frédéric）」だ。

本日正式にオープンした「ル・カフェ ルイ・ヴィトン」は、すでに大きな話題を呼んでおり、予約はすでに2ヶ月先まで埋まるほどの人気ぶりだ。営業時間は月曜から土曜が午前10時から午後8時まで、日曜が午前11時から午後7時までであり、朝食、ランチ、ティータイムを通じて訪れる人々に贅沢な美食体験を提供する。なお、予約はResyにて受け付けている。

図書館をテーマにしたこのダイニングスペースは、ニューヨーク市内で人気のレストラン「Pastis」や「Le Coucou」を運営するスター・レストラングループ（Starr Restaurant Group）の創業者であり、高級外食プロデューサーとして知られるスティーブン・スター（Stephen Starr）との提携によって実現した。

メニューを手がけるのは、シェフのクリストフ・ベランカ（Christophe Bellanca）と、元「ダニエル」（Daniel）のペストリー責任者であるマリー・ジョージ（Mary George）である。彼らの「ラグジュアリースナッキング」メニューは、まさにフランスのエレガンスそのもの。例えば、トリュフをあしらった「ア・ラ・コック（卵料理）」は、殻付きのままフレンチスタイルで提供され、添えられるのは香ばしく焼かれたブリオッシュのソルジャー。視覚と味覚を贅沢に楽しめる一皿となっている。

また、シーザーサラダはサッソーチキンまたはエビのオプションを選べ、メインディッシュへのプロローグにぴったりだ。メインには、ふっくらとしたブラックバス、芳醇なホタテのスフレ、柔らかくジューシーなフィレミニョンなど、思わずため息が漏れるような料理がラインナップされている。

さらに、デザートタイムにはフランス伝統の「アントルメ」が登場。多層構造のデザートは、バニラ、ヘーゼルナッツ、チョコレートの3種が揃い、それぞれがルイ・ヴィトンの象徴的なフレーバーとして洗練された味わいを提供する。

アメリカでは初の展開となったこの「ル カフェ ルイ ヴィトン」だが、パリやバンコク、中国など、他国の主要都市ではすでにルイ ヴィトンの特別なダイニング体験が展開されている。また先月には、ロンドンのヒースロー空港ターミナル2に新たな店舗とカフェ「ル カフェ シリル リニャック（Le Cafe Cyril Lignac）」をオープンさせたばかり。

近年同ブランドは、旅と文化のメゾンとしての地位をさらに強化し、ホスピタリティビジネスを重要な成長分野と位置づけ、その拡大へと動いている。ニューヨークの「ル カフェ ルイ ヴィトン」もまた、ファッションと美食が交差する唯一無二の空間として、訪れる人々に上質で忘れがたい体験を提供してくれるだろう。