オールバーズ(Allbirds)、グローバル市場拡大の次なる一手をヨーロッパとラテンアメリカに

Allbirds

サンフランシスコを拠点とするシューズブランドのオールバーズ(Allbirds)が、ヨーロッパおよびラテンアメリカ市場での流通契約を新たに締結した。同社は2025年7月1日から、ヨーロッパではスイスのクリススポーツ(CHRIS sports)、ラテンアメリカではウルグアイのウィスタム(Wystam)を独占ディストリビューターとして迎える。

クリススポーツは、オーストリア、フランス、ドイツ、イタリア、リヒテンシュタイン、スイスを対象にオールバーズの流通を担う企業であり、スポーツおよびアウトドア製品分野で30年以上の実績を誇るリーダー的存在である。一方、ウィスタムは、ラテンアメリカにおける高品質なファッションおよびライフスタイルブランドの流通において確固たる地位を築いているディストリビューターであり、アルゼンチン、ボリビア、エクアドル、パラグアイ、ペルー、ウルグアイを対象にラテンアメリカ市場へのブランド展開を推進する。

オールバーズの最高財務責任者(CFO)であるアニー・ミッチェル(Annie Mitchell)は、「当社はディストリビューターモデルへの移行において成功を収め、今回の新たな契約によりさらに多くの地域での成長が期待できます」とコメントしている。また、クリススポーツのビジネスユニットマネージャーであるフロリアン・レンツ(Florian Lenz)は、「オールバーズと協力することで、環境に配慮した選択を顧客に促し、持続可能性の実現に貢献出来るでしょう」と述べている。

この契約により、オールバーズはグローバルでのディストリビューター契約を11社に拡大し、2025年以降には、ヨーロッパとラテンアメリカの市場でさらなる成長が見込まれる。

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Courtesy of Allbirds

オールバーズは、これまでに環境に優しい素材を使用した製品の提供を通じて、持続可能なファッションビジネスのモデルを構築してきた。

ブランドの象徴ともいえる「ウールランナー(Wool Runner)」は、2016年のデビュー以来、その洗練されたデザインと快適な履き心地で世界中のファンを魅了している。さらに、サトウキビ由来のスイートフォーム(SweetFoam™)ミッドソールや、天然素材であるメリノウール(Merino Wool)とユーカリ繊維(Eucalyptus Fibers)を組み合わせた画期的なデザインは、単なるシューズを超えたエコロジカルなアイコンとして評価されている。

今回の契約締結は、同ブランドの国際的なプレゼンスをさらに強化し、ヨーロッパおよびラテンアメリカ市場における新たな成長基盤となるだろう。

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