プーマ(PUMA)がラスベガスに旗艦店をオープン|最先端テクノロジーを融合させた未来型のリテール空間に

puma

11月22日(現地時間)、グローバルスポーツブランドであるプーマ(PUMA)が、北米で2店舗目となる旗艦店をラスベガスのBLVD Las Vegasに華々しくオープンした。この新店舗は広さ25,000平方フィート、3階建てという圧倒的なスケールを誇るもので、スポーツ、ファッション、そして最先端テクノロジーを融合させた未来型のリテール体験を提供する場となっている。

Courtesy of Puma
Courtesy of Puma

プーマのCEO、アルネ・フロイント(Arne Freundt)は、「このラスベガス旗艦店は、プーマブランドの真の本質を伝える上で欠かせない存在であり、スポーツパフォーマンス、最新のファッショントレンド、そしてテクノロジーをシームレスに融合させることで、対面型ショッピングを再定義する没入型かつインタラクティブなショッピング体験を提供します」と語る。観光とエンターテインメントの世界的な中心地であるラスベガスに、こうした革新的な店舗を展開することで、同ブランドの北米市場における地位をさらに強化する狙いである。

また、プーマの北米地域プレジデントであるボブ・フィリオン(Bob Philion)も、「ラスベガスは年間数百万人の訪問者を惹きつける活気あるスポーツ都市であり、エンターテインメントとファッションの世界的な目的地でもあります。ラスベガスに旗艦店を構えることで、世界中の顧客と独自かつ有意義な形でつながることができるでしょう」とコメント。さらに、F1レースをはじめとするラスベガス特有のスポーツ熱の高まりが、このタイミングでのオープンを後押ししている点も見逃せない。

没入型体験で魅了するラスベガス旗艦店

プーマ・ラスベガス旗艦店は、その規模だけでなく、訪れる人々を没入型の体験で魅了する先進的な空間デザインが特徴だ。例えば、モータースポーツファンの夢を叶えるF1レーシングシミュレーターでは、ラスベガスストリップを仮想的に疾走するスリルを体験できる。これに加え、ランニング、ゴルフ、サッカーといったテーマ別のゲームを楽しめるインタラクティブなアーケードゾーンも用意されており、訪れるすべての人に多角的なブランドの世界を体感させる仕掛けが随所に施されている。

Puma
Courtesy of Puma

また、個性を重視する現代の消費者に向け、「PUMA x YOU」カスタマイズスタジオでは刺繍やLEDプリントを用いてアパレルやフットウェアを自由にカスタマイズできる体験も提供。さらに、ラスベガス限定のアパレルやフットウェアが揃う「VEGAS SHOP」では、観光客をターゲットにしたユニークなラインナップを展開し、他店舗では手に入らない特別感を演出しているのも大きな魅力である。

限定コラボレーションアイテムが揃う「PUMA SELECT」エリアでは、他店舗との差別化を図り、トレンドセッターを惹きつけるエッジの効いた商品が展開されている。これらは、店舗内での体験を拡張する「PUMAPP」と連携しており、来店者がアーケードの記録を共有したり、自分だけのショッピングプロファイルを作成することで、オンラインとオフラインが融合した新時代の購買体験を提案している。

2024 puma lv flagship 08
Courtesy of Puma

こうした革新的な旗艦店の設計と建設は、シェミンティ コンストラクション(Schimenti Construction)とコルキット アーキテクチャ(Colkitt Architecture)のネイサン・コルキット(Nathan Colkitt)、そしてプーマの内部チームによって手がけられた。

ジンディ・キャピタル(Gindi Capital)のCEOエリ・ギンディ(Eli Gindi)とCFOジャック・ブラハ(Jack Braha)が率いるこの開発プロジェクトでは、買い物客やスポーツ愛好家に向けて、高級小売店や屋上・屋外エンターテインメントを提供するとともに、ライドシェアの乗降場所への便利なアクセスも備えている。

プーマが提案する次世代型ショッピング体験は、このラスベガス旗艦店を起点に、今後のリテールの可能性をさらに拡張していくだろう。

puma
Courtesy of Puma