ジル サンダー(Jil Sander)、初のファインジュエリーコレクションを発表

Jil Sander

OTBグループ傘下のジル サンダー(Jil Sander)は、このほど、ブランド史上初となるファインジュエリーコレクションを発表した。

自然界の美しさに着想を得た同コレクションは、植物、水、そして宇宙をテーマに、光と軽やかさを追求。18Kゴールドとラボグロウンダイヤモンドが融合し、ジル サンダーならではの洗練されたクラフトマンシップとデザイン哲学が息づいている。その製作プロセスには、ロストワックス鋳造という伝統的な技法が採用され、最先端の3Dプリンティング技術と融合。結果として、唯一無二のジュエリーが誕生している。

手作業で仕上げられた各ピースは、あえて「不完全さ」を取り入れたデザインが特徴だ。輝きを放つ表面と微細な不規則性が絶妙に調和し、個性を尊重するジル サンダーの哲学を象徴している。その美しさの背後には、複雑な技術が隠されており、見る者に静かなる感動を与える。

なお、コレクションは、「ブランチ」「アストラル」「ドロップ」という三つのシリーズに分かれており、それぞれが異なるデザイン性を放っている。
「ブランチ」は、ホワイトゴールドにロジウムメッキを施し、自然の形状を模したフラクタルデザインが目を惹くものだ。チョーカーは5つのパーツを見えない形で溶接して作られており、中空構造により軽量で快適な着用感を実現する一方、留め具にTバーを採用することで、機能性とデザイン性を両立する工夫がなされている。

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「アストラル」シリーズは、ダイヤモンドでコーティングされたトリプル溶接チェーンとロブスタークラスプを採用し、滑らかなラインと輝きを生み出すピースだ。イエローゴールドのペンダントは、太陽や衛星を彷彿とさせ、300トンのプレス機による加工技術が活用されている点も見逃せない。

また、滑らかなイエローゴールドで作られた軽量の楕円形ミニチュア彫刻「ドロップ」シリーズは、デザインと構造において例外的なピースとして、マイクロキャスティングとゴールドスミス技術の限界に挑み制作された。職人技が光る微細な加工と高反射仕上げは、機能美とエレガンスを完璧に融合させている。

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Courtesy of Jil Sander
Courtesy of Jil Sander

ジル サンダーは、このファインジュエリーの発売によって、洗練された顧客に新たなスタイリングの選択肢を提供し、ブランドのライフスタイル提案をより充実させていく。
同コレクションは、東京の銀座に誕生した世界最大規模の旗艦店での独占デビューを皮切りに、2024年以降、世界中の厳選された店舗で展開される予定だ。