ブシュロン(Boucheron)、ラスベガスに初のブティックをオープン

ブシュロン(Boucheron)

パリの高級ジュエリーブランドであるブシュロン(Boucheron)は、このほど、ラスベガスのフォントンブロー・ラスベガス内に初のブティックをオープンした。新店舗内には、ブランドの歴史とフランス建築の伝統を反映しながらも、ラスベガスの活気あふれるエネルギーを融合した独自の空間が広がっている。

パリからラスベガスへ、ブランドの進化を象徴する空間に

同店は約1,560平方フィートの広さを誇り、ブランドの代表的なコレクションである「キャトル」「セルパン・ボエム」「ブライダルジュエリー」に加え、選りすぐりのハイジュエリー作品が展示されている。外観は、ブシュロンのシグネチャーカラーであるグリーンのガラスプリズムで構成され、アイコニックなグログランモチーフやエメラルドカットを採用。これらのデザイン要素には、パリの本店所在地である「ヴァンドーム広場26番地」への敬意が込められている。

店内は、アール・デコにインスパイアされたデザインが特徴。幾何学的なディテールと緑色の大理石フレームが空間を彩り、黒い金属のアクセントが洗練された雰囲気を醸し出す。さらに、鮮やかなモアレ柄の壁紙や生き生きとした家具が、空間全体に生命感と明るさをもたらし、訪れる人々を非日常の世界へと誘う。

Boucheron
Courtesy of Boucheron

特筆すべきは、ブランドの「ジャルダン・ディヴェール(冬の庭)」の美学からインスパイアされたVIPエリアだ。このエリアは、ラスベガスのダイナミックなエネルギーを反映しつつ、メタリックなトーンとオレンジ、ブルー、グリーンのアクセントが施されたインテリアで彩られている。

Boucheron
Courtesy of Boucheron

今回のラスベガス店オープンは、9月にニューヨークで初のブティックを開業マイルストーンに続くものであり、ブランドのアメリカ市場でのプレゼンス拡大を象徴している。ブシュロンは、パリのエレガンスを基盤にしながら、地元文化への深い理解を持って市場拡大を図っており、今回のラスベガスへの進出を機に、アメリカの主要都市でさらなる飛躍が期待される。