ディオール(Dior)は、このほど、女優でシンガーのアンナ・サワイ(Anna Sawai)を最新のブランドアンバサダーとして迎えたことを発表した。
2024年のドラマシリーズ『SHŌGUN』で戸田鞠子役を演じたサワイは、同作でゴールデングローブ賞およびプライムタイム・エミー賞を受賞。エミー賞においては、アジア系女優として、また日本人女優として史上初の主演女優賞受賞となり、大きな話題を呼んだ。
ディオールは今回の起用について、「この特別なパートナーシップは、創造性を基盤とし、ディオールと文化との強い結びつきを称えるものです」と声明を発表。サワイは、ジェナ・オルテガ(Jenna Ortega)、ソナム・カプール(Sonam Kapoor)、BLACKPINKのジス(Jisoo)、ルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)、エリザベス・デビッキ(Elisabeth Debicki)、ロザムンド・パイク(Rosamund Pike)らと並び、ブランドを象徴する顔のひとりとなる。
また、今回のアンバサダー就任についてサワイは、「ディオールのアンバサダーになれることは夢のようです」と喜びを語り、「ディオールは、時代を超えたエレガンス、強さ、そして個性を体現するブランドであり、私自身が常に憧れ、目指してきたものです。この象徴的なメゾンの一員となり、その芸術性とビジョンを称えることができて光栄です」とコメントを寄せた。

1992年6月11日、ニュージーランド・ウェリントンに生まれたサワイは、10歳で日本に移住。翌年には舞台『アニー』で演技の世界に足を踏み入れた。2013年から2018年までJ-POPグループ「FAKY」のリードボーカルを務めた後、俳優業に専念。『Pachinko』や『Monarch: Legacy of Monsters』といった作品で活躍し、国際的な評価を高めてきた。
2023年秋には、ジュエリーブランド、カルティエ(Cartier)のアンバサダーに就任。さらに、2025年にはWWDの「Fashion Newcomer Style Award」初代受賞者に選ばれ、3月号の『パーフェクトマガジン(The Perfect Magazine)』の表紙を飾るなど、ファッション業界での存在感も一層高めている。
View this post on Instagram
Copyright © 2025 Oui Speak Fashion. All rights reserved.