CFDA、2025年2月開催のニューヨーク・ファッションウィーク(NYFW)の暫定スケジュールを発表

New York Fashion Week

1月14日(現地時間)、米国ファッションデザイナー協議会(CFDA)は、2025年秋冬ランウェイシーズンの「ニューヨーク・ファッションウィーク(NYFW)」暫定スケジュールを発表した。

今回のスケジュールには52以上のランウェイショーとデザイナープレゼンテーションが含まれ、デジタル発表や予約制プレゼンテーションも予定されている。初日は2月6日(木)、ブランドン マックスウェル(Brandon Maxwell)のランウェイショーで幕を開け、最終日となる2月11日(火)にはCFDA会長であるトム・ブラウン(Thom Browne)がその締めくくりを飾る。

注目の復帰ブランドと初参加ブランド

今シーズンの復帰ブランドには、キャロリーナ ヘレラ(Carolina Herrera)、コーチ(Coach)、マイケル コース コレクション(Michael Kors Collection)、プラバル グルン(Prabal Gurung)、サンディ リアン(Sandy Liang)、トリー バーチ(Tory Burch)、アルチュザラ(Altuzarra)などのブランドが揃う。また、カルバン クライン(Calvin Klein)は、新クリエイティブディレクターであるヴェロニカ・レオーニ(Veronica Leoni)を迎えて、初となるコレクションを披露する。

さらに、初参加のブランドも多数登場する。アレクシス ビター(Alexis Bittar)、ルブランスタジオス(LEBLANCSTUDIOS)、ヴェッテーセ(Vettese)、ゾーイ ガスタヴィア アンナ ウェーレン(Zoe Gustavia Anna Whalen)といった新鋭ブランドが、斬新でエネルギッシュなコレクションを披露する予定だ。ニューオーリンズで開催される「GQ Bowl」では、ボデ レック(Bode Rec.)のコレクションがミュージカルパフォーマンスとともに発表されるなど、特別な催しも計画されている。

CFDAのファッションウィークイニシアチブ担当ディレクター、ジョセフ・マグリエリ(Joseph Maglieri)は、「NYFWは、デザイナーやブランドが自らのストーリーを伝え、コミュニティやビジネスニーズに合った方法で作品を共有するための最高の機会です」と述べ、「今回のシーズンは、業界全体で見られるテーマ、すなわち『キャリブレーション(調整)とイノベーション』を象徴しています。これは、ブランドの独立性と持続力の重要性、そして現状に忠実でありながら、未来を計画することの意義を思い出させてくれるものです」と続けた。

NYFWトラベルファンドが支える国際的な広がり

なお、米国ファッションデザイナー協議会は、ファッションウィークの文化的・芸術的・経済的な影響力を広める目的で、2022年に「NYFWトラベルファンド」を設立した。現在までに44名近い海外のファッションジャーナリストらのニューヨーク出張を支援しており、ブランドからの寄付や戦略的パートナーシップがその活動を支えている。

Copyright © 2025 Oui Speak Fashion. All rights reserved.