米国ファッション協議会とベロニカ ビアード(Veronica Beard)が新奨学金プログラムを発表

Veronica Beard

1月27日(現地時間)、米国ファッション協議会(以下、CFDA)とニューヨーク生まれのファッションブランド、ベロニカ ビアード(Veronica Beard)は、新たな奨学金プログラム「CFDA x Veronica Beard Creative Futures Scholarship」の創設を発表した。このプログラムは、多様性を重視し、創造性を育むことを目的としており、アメリカの大学またはカレッジに在籍するファッションデザインまたはテキスタイル専攻の学部3年生を対象とする。

奨学金は4つのデザインカテゴリー、デニム、ニット&セーター、レディ・トゥ・ウェア、ソフトウーブンに焦点を当て、各カテゴリーで3名のファイナリストが選出される。最終的に各カテゴリーから1名の優勝者が選ばれ、それぞれ5万ドルの奨学金が授与されるという。さらに、受賞者にはベロニカ ビアードのニューヨーク本社での夏季インターンシップの機会も与えられる。このインターンシップでは、デザインチームや他部門の専門家と密接に連携し、実践的な経験を積むことができる。

ヴェロニカ・ミエレ・ビアード(Veronica Miele Beard)は、「次世代のデザイナーたちを指導し、インスパイアできるこの機会に、とてもワクワクしています。実際、最終的には私たち自身が彼らから刺激を受けることになると確信しています」と語る。
また、ヴェロニカ・スワンソン・ビアード(Veronica Swanson Beard)は、「特にキャリアの初期段階において、アクセスと経験は非常に重要です。CFDAとのパートナーシップにより、次世代のファッションデザイナーを支援するという共通の目標を実現できることにとても感激しています」とコメントした。

CFDAのCEOであるスティーブン・コルブ(Steven Kolb)も、この奨学金がアメリカのファッション業界に新たな可能性をもたらすことを期待している。「今年、私たちはすべての奨学金を、ジャーナリストとして先駆的な役割を果たし、CFDAファッションアワードを2度受賞したエルザ・クレンシュ氏に捧げます。彼女はその遺産を通じてCFDAの教育への取り組みを寛大に支援してくれました」と述べた。

このプログラムを通じて、ベロニカ ビアードは次世代のデザイナーを育成するだけでなく、自社のデザイン哲学を共有することで、アメリカのファッション業界の未来を共に築いていく考えである。同ブランドは2010年の設立以来、現代の女性に向けた「クールなクラシック」を提案し続けている。加えて、2015年以降は650を超える団体に630万ドル以上を寄付するなど、社会貢献にも積極的に取り組んでいる。

なお、「CFDA x Veronica Beard Creative Futures Scholarship」の応募締切は2025年3月14日(金)午後11時59分(東部標準時)。また、2025年2月6日(木)午後1時(東部標準時)にはバーチャル情報セッションが開催される予定で、参加登録をこちらで受け付けている。

同奨学金への応募はこちらから。

Copyright © 2025 Oui Speak Fashion. All rights reserved.