2月21日(現地時間)、イタリアのラグジュアリー・メンズブランド、ゼニア(ZEGNA)は、2025年6月11日に、「2026年春夏ショー」をドバイで開催することを発表した。ゼニアは、これまでミラノ ファッションウィークで新作を発表してきたが、今回は初めてミラノ以外のスケジュールでコレクションを披露し、イタリアのクラフツマンシップと革新性を示していく。
本発表は、イタリアファッション協会(Camera Nazionale della Moda Italiana)との全面的な協力のもとで進められており、ミラノに深いルーツを持つブランドでありながら、グローバルな視点でラグジュアリーの新たな形を提案しようとするゼニアの意志を体現するものだ。また、2026年春夏コレクションの発表に伴い、ゼニアはブランドのトップクライアントや国際的なプレス関係者を対象に、特別な1週間の体験プログラムを展開する。
ゼニアを率いるエルメネジルド・ゼニアグループの会長兼CEO、ジルド・ゼニア(Gildo Zegna)はプレスリリースの中で、「常に先を見据えてきた企業として、メイド・イン・イタリーの芸術を初めてドバイに届けられることに興奮しています」と述べ、「これは単なるファッションショーではありません。ドバイというグローバルな舞台で、イタリアの職人技の強さを再確認する機会なのです。今日のドバイは世界の中心であり、文化が交差し、アイデアが花開き、未来が形作られる場所です。そして、現代のラグジュアリーを定義するエネルギー、ビジョン、革新を体現しています」と続けた。
さらに、ブランドのルーツであるミラノとの関係についても、次のように語っている。
「ミラノは私たちのホームであり、イタリアファッション協会とのパートナーシップは揺るぎないものです。しかし、現代のラグジュアリーとは、動き、進化し、新たな視点を受け入れることにあります。ドバイは、私たちの物語に新たな章を刻むのにふさわしい場所です。」
「VILLA ZEGNA」プロジェクトもドバイに登場
今回の特別な機会に合わせて、ゼニアはブランドのアイデンティティを象徴する移動型イベント「VILLA ZEGNA」をドバイに展開する予定だ。これは、ゼニアの創業家のルーツを起点とした没入型の体験プログラムであり、職人技と革新の歴史を伝える試みである。これまでに、上海とニューヨークで同イベントが開催されており、今回のドバイでの実施は「VILLA ZEGNA」の新たな章となる。
同イベントを通じて、ゼニアはブランドのクリエイティブな精神、持続可能性、そしてコンテンポラリーなビジョンをより鮮明に示し、未来へ向けた新たなラグジュアリーの形を提示する。
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