2月27日(現地時間)、フランス発のストリートラグジュアリーブランド「ルシアン ペラフィネ(lucien pellat-finet)」が、新たなアーティスティックディレクターとして野口強を迎えることを発表した。このニュースは、ブランド創設者であり、“キング・オブ・カシミア”の称号を持つ、ルシアン・ペラフィネが逝去してからちょうど1年を迎えるタイミングであり、ブランドの新たな未来への第一歩を意味するものだ。
新たにブランドの舵を取る野口もまた、ペラフィネと深い親交を持ち、共鳴する美学を持ち合わせたクリエイターである。野口はスタイリストの大久保篤志に師事した後、1989年に独立。以来、木村拓哉や妻夫木聡、EXILEなど、多くの著名人のスタイリングを手掛けてきた。また、2016年には自身のデニムブランド「マインデニム(MINEDENIM)」を立ち上げ、ファッションディレクターとしての実績も持つ。今後、野口は、同ブランドのクリエイティブを全面的に統括し、伝統的なクラフトマンシップと革新性を融合させたデザインを手がけていく。
ルシアン ペラフィネは、これまでクラス意識にとらわれず、ストリート性とポップなエネルギーを纏いながら、誰もがどんなシーンでも自由に着こなせるファッションを提案してきた。今回の新体制は、そんなブランドのスピリッツをさらに深化させ、過去に囚われない未来への挑戦として、世界中のファッションシーンに新たなインスピレーションを与えるだろう。
なお、野口が手がけるデビューコレクションは、2025年秋冬シーズンに発表される予定だ。
Copyright © 2025 Oui Speak Fashion. All rights reserved.