ターゲット(Target)とワービー パーカーが提携し、手頃でスタイリッシュな眼鏡を提供へ

Warby Parker at Target

2月27日(現地時間)、アメリカのディスカウント百貨店チェーンであるターゲット(Target)と、ニューヨーク発のアイウェアブランド、ワービー パーカー(Warby Parker)が新たなパートナーシップを発表した。両社は「ワービー・パーカー・アット・ターゲット」として、ターゲット店舗内に新たなショップインショップを開設し、デザイナー品質の眼鏡、コンタクトレンズ、視力検査などを手軽に提供する。この提携により、ターゲットはより多くの消費者にスタイリッシュで手頃な価格の眼鏡を届けることができる。

2025年後半にオープン予定の5店舗

新たにオープンする最初の5つのショップインショップは、ターゲットの店舗内に設置され、ワービー パーカーのスタッフが運営する。提供される商品は、眼鏡、サングラス、コンタクトレンズ、視力検査、視力スクリーニングなどで、ターゲットはオプティカルサービスがない店舗に新たにこれらのサービスを導入する予定だ。

店舗は、イリノイ州、ミネソタ州、ニュージャージー州、オハイオ州、ペンシルバニア州のターゲット店舗に順次オープン。さらに、ワービー パーカーはターゲットのウェブサイトにも登場し、オンラインでもその製品が購入できるようになる。また、2026年には、さらに多くのショップインショップが開設される予定である。

ターゲットの新しいパートナーシップ戦略

この提携は、ターゲットの成長を支える数多くのパートナーシップの一環として位置付けられ、ウルタ ビューティー(Ulta Beauty)、アップル(Apple)、スターバックス(Starbucks)などといった他の大手ブランドとの提携と並び、同社の「新しさを追求する姿勢」を反映している。

ターゲットの戦略成長担当エグゼクティブ・バイス・プレジデント、クリスティーナ・ヘニングトン(Christina Hennington)は、「ワービー・パーカー・アット・ターゲットは、両ブランドが共有するスタイル、手頃な価格、品質、利便性へのこだわりを反映しています」と述べ、「この新しいパートナーシップを通じて、ターゲットでのショッピングを新たに発見してもらうことを楽しみにしています」とコメントした。

ターゲットは、過去数年間にわたって数多くの新しいパートナーシップを通じ、消費者に新鮮で魅力的な選択肢を提供し続けてきた。最近では、チャンピオン(Champion)との提携を発表し、同ブランドがターゲットに再登場することが決まった。さらに、ペロトンアパレル(Peloton Apparel)の追加や、FAOシュワルツ(FAO Schwarz)との契約を結ぶなど、新たな選択肢を提供し続けている。

ワービー パーカーの成長と顧客ニーズへの対応

また、ワービー パーカーにとっても、このパートナーシップは「顧客がどこで買い物をしているか」というニーズに応えるための重要な一歩となる。

ワービー パーカーの共同創設者兼共同CEO、デイブ・ギルボア(Dave Gilboa)は、「私たちは、処方眼鏡やコンタクトレンズ、視力検査といった私たちの視力ケアの全体的なオファリングを、まったく新しい小売形態で提供できることにワクワクしています。これにより、全国のより多くの消費者にアクセスできるようになります」とコメント。

ワービー パーカーは、2024年第4四半期に純収益1億9060万ドルを達成し、前年比17%以上の増加を記録した。通年の純収益は前年比15.2%増の7億7130万ドルとなり、アクティブ顧客数は8%近く増加し、250万人に達している。また同社は、2024年に41店舗をオープンし、現在は276店舗を展開しており、2025年にはさらに45店舗を開設する予定だ。

ターゲットとワービー パーカーの新たな提携によって、両社の専門知識と便利なショッピング体験が、消費者に新たな価値を提供することが期待される。

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