南仏発ファッションブランドのジャックムス(Jacquemus)が、エールフランス航空(Air France)とのコラボレーションによって、ファーストクラス「ラ・プルミエール(La Première)」専用のラウンジウェアをデザインした。これまで、同航空のクルー制服を有名デザイナーが手がけてきた歴史はあるが、搭乗客向けのパジャマがデザイナーによって制作されるのは今回が初めてとなる。
発表されたのは、「ル・ピジャマ(Le Pyjama)」と名付けられたネイビーブルーのコットン製セットアップ。胸元にはエールフランスの象徴である翼を持つタツノオトシゴの刺繍、背面にはジャックムスのロゴ入りグログランリボンがアクセントとして施されている。
トップスは、Vネックのテーラードフィットとクルーネックのレギュラーフィットの2種類から選択可能。サイズはS〜XLの4展開で、肌触りの良さと美しいシルエットを両立させた。それぞれのセットは、赤または青のピロケース型ポーチに収められて提供されるという。空の上でも自宅でも、心地よく、そして美しく。そんなジャックムスらしいミニマルで洗練された美学が息づくアイテムだ。

また、ラウンジウェア以外にも、(Dumas Paris)製のベッドリネン、シスレー(Sisley)のアメニティキット、ミクソロジストのマティアス・ジルー(Matthias Giroud)によるカクテルなどが、新たなサービスとしてラ・プルミエール体験に追加された。さらに、フランシス・クルジャン(Francis Kurkdjian)が手がけた香り「AF001」も、同社のラウンジやスイート内で使用されており、五感すべてに訴えかける旅の演出が進んでいる。
なお、ジャックムスの手がけるラウンジウェアの提供開始は、2025年春に予定。ファーストクラスで過ごす時間を“デザインする”という観点からも、同パートナーシップは、ラグジュアリーエアラインのあり方を再定義する一歩となりそうだ。
View this post on Instagram
Copyright © 2025 Oui Speak Fashion. All rights reserved.