スキムス(Skims)、ロサンゼルスに初の旗艦店をオープンー期間限定のダイナー「Skims Drive-In」も展開

Skims in LA

4月1日(現地時間)、キム・カーダシアン(Kim Kardashian)が手がけるシェイプウェアブランド「スキムス(SKIMS)」は、アメリカ西海岸で初となるフラッグシップストアをロサンゼルスにオープンした。ロケーションは、サンセット・ストリップの中心地。隣には地元民から長年親しまれている老舗レストラン「メルズ ドライブ イン(Mel’s Drive-In)」が佇み、スキムスはこの名物ダイナーとタッグを組み、期間限定の「スキムス ドライブ イン(Skims Drive-In)」も展開している。

このロサンゼルス店は、2024年12月にニューヨークのフィフスアベニューで開業した旗艦店に続く出店であり、同ブランドの積極的なリアル店舗展開の一環だ。昨年はオースティン、アトランタ、アヴェンチュラ(フロリダ州)、ジョージタウン、ヒューストンにも店舗を構えており、今後も国内外での拡大が予定されている。

スキムス ロサンゼルス店の所在地は8569 West Sunset Blvd., West Hollywood。ラファエル・デ・カルデナス(Rafael de Cárdenas)が手がけた店内は、ブランドのアイコンでもあるスキントーンのカラーパレット、曲線的な什器、そして12フィートの存在感を放つヴァネッサ・ビークロフト(Vanessa Beecroft)による彫刻作品が、来訪者を没入感ある世界へと誘う。

展開される商品は、補正下着、ラウンジウェア、アンダーウェア、アクセサリーなど幅広く、価格帯は16〜228ドル。中でも話題のニップル風ブラや、人気ライン「Fits Everybody」「Soft Lounge」「Seamless Sculpt」などがラインナップされている。その他、ウェディングキャンペーンで使用されたロマンティックなピースや、「Skims Loves LA」の限定アイテムも登場し、その収益の一部はロサンゼルス消防署財団に寄付される。

Skims

skims LA
Courtesy of Skims

さらに注目すべきは、今月中に発売予定の「ナイキスキムス(NikeSkims)」コレクションだ。このコラボレーションは、ナイキがジョーダンブランド以来初めて展開するサブブランドとしても大きな注目を集めており、スキムスの店頭で先行販売されている。なお、このコラボレーションコレクションは、2026年にグローバル展開され、より多くの国・地域で販売が開始する予定だ。

カーダシアンは、LA旗艦店のオープンについて、「ロサンゼルスにスキムスの店舗をオープンできたのは、本当に感慨深いことです。私の人生においてこの街はとても大きな存在であり、ここに実際にブランドを体験できる場所を作ることができたのは特別なことなのです」と述べ、「これはまだ始まりにすぎません。これからの展開が楽しみで仕方がないです」と語っている。

また、メルズ ドライブインを大胆に変身させた「スキムス ドライブイン」も、ブランドの世界観を食と空間で体感できる演出として話題だ。4月2日から6日までの期間限定で、パンケーキ、ヌテラ・フレンチトースト、エッグ&ベーコンの朝食プレート、バーガー、カーリーフライ、チキンテンダー、ミルクシェイクなど、カジュアルながらもスキムスらしい洗練されたラインナップを提供。スキムス来店者には、このポップアップダイナーへの優先入場権が与えられる。

 

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2019年に補正下着ブランドとして誕生したスキムスは、2023年にはメンズラインをスタート。現在では、NBA、WNBA、USAバスケットボールの公式アンダーウェアパートナーを務め、アクティブウェア領域でも存在感を高めている。

スキムスが掲げる『エッセンシャルの再定義』という思想は、もはや下着というカテゴリにとどまらない。ブランドそのものが一つのカルチャーとして昇華されつつあり、それを五感で体験できる場所として、今回のロサンゼルス旗艦店はその象徴的な存在となっている。

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