ロロ ピアーナ(Loro Piana)、ミラノ デザインウィークで没入型インスタレーション「La Prima Notte di Quiete」を発表

a living room with a couch and a piano

ラグジュアリーブランドのロロ ピアーナ(Loro Piana)は、4月8日(現地時間)より開催中のミラノデザインウィークにて、建築・インテリア界で注目を集めるディモーレミラノ(Dimoremilano)との初のコラボレーションを実現し、没入型インスタレーション「La Prima Notte di Quieteラ・プリマ・ノッテ・ディ・クイエテ/静寂の初夜」を発表した。

舞台となったのは、ミラノ中心部に位置するロロ ピアーナ本社(Via della Moscova 33)にある「コルティーレ・デッラ・セタ」の中庭。70〜80年代のアパートメントに着想を得て構築された空間は、ヴィンテージ映画館のような演出から幕を開け、まるで一本の映画の世界へと来場者を誘う構成となっている。

インスタレーションは、エントランス、ダイニングルーム、リビングルーム、ベッドルーム、バスルーム、小さな庭へと連なる家具付きの邸宅として展開。深紅のベルベットカーテンやレオパード柄のカーペット、真鍮のディテールをあしらった空間が、視覚と触覚の両面から“暮らしの芸術”を表現している。雨音、バスタブからあふれる水、ピアノの旋律など、音による演出も来場者の感覚を刺激し、現実と映画の境界を揺らす体験へと導いている。

sub2

sub7

sub6

ロロ ピアーナのCEOであるダミアン・ベルトラン(Damien Bertrand)は、このインスタレーションについて、「私たちは、ディモーレミラノと共に、創造性と職人技の限界を押し広げる挑戦をしました。このインスタレーションは、卓越した素材、細部へのこだわり、そして五感に訴える豊かな体験を通じて、ロロ ピアーナの暮らしの芸術を具現化したものです」とコメント。

また、ディモーレミラノの創設者エミリアーノ・サルチ(Emiliano Salci)とブリット・モラン(Britt Moran)は、次のように述べている。

「ロロ ピアーナとのコラボレーションは、ディテールへのこだわりと素材の深い探求を共有することで結ばれた、2つの異なるアイデンティティを融合させることを意味します。私たちの美的言語は、ファブリックの品質と肌触りが絡み合い、空間とその住人の体験の両方を豊かにするコントラストのバランスを生み出します。」

邸宅内には、ロロ ピアーナ・インテリアのファブリックを使用した新作家具シリーズが展示されており、曲線的な木製のベースにラダック産カシミヤやウール、アルパカを用いたQuarona(クアローナ)のプフやコーヒーテーブル、Valsesia(ヴァルセジア)のラッカー仕上げのテーブル、Varallo(ヴァラッロ)のスチール構造を取り入れたラウンドベッドなど、クラフツマンシップとモダニティが共存する作品が並ぶ。さらに、ミュージアムショーケースにインスパイアされたLocarno(ロカルノ)キャビネット、Trivero(トリヴェロ)のアームチェアやチェアには、真鍮のディテールとベルベットの贅沢な質感が融合されている。

また今回の展示では、新作テーブルウェアコレクション「Punti a Maglia」も初披露された。フランス・リモージュで職人により手作業で作られたこのシリーズは、糸の結び目を思わせる装飾が施され、ブランドの繊維への深い造詣を象徴している。

同インスタレーションは、4月8日(火)から13日(日)までの毎日10時から22時に一般公開がされており、専用サイト(https://booking.loropiana.com)より来場予約が可能である。

main

sub1

sub5

Copyright © 2025 Oui Speak Fashion. All rights reserved.

No Comments Yet

Leave a Reply

Your email address will not be published.