モンクレール（Moncler）x Mercedes-Benz by NIGO：ニューヨークで新コレクションと限定Gクラスを発表

4月3日（現地時間）、モンクレール（Moncler）とメルセデス・ベンツ（Mercedes-Benz）、そしてデザイナーのNIGOによるトリプルコラボレーション「Moncler x Mercedes-Benz by NIGO」が、ニューヨークのマンハッタンに新設されたメルセデス ベンツのフラッグシップディーラーにて発表された。あわせて、過去と未来の融合をテーマにした限定モデル「G-Class Past II Future」もお披露目され、ニューヨークのクリエイティブコミュニティが集結。コラボレーションとクリエイティビティを称える祝祭の空間が広がった。

このプロジェクトの核となるのは、モンクレールが掲げるプラットフォーム“MONCLER GENIUS（ジーニアス）”における「CO-CREATION（共創）」というコンセプトである。今回の協業は、80～90年代のヴィンテージデザインや、ニューヨークのヒップホップカルチャー、そして両ブランドの歴史的アーカイブが、NIGOの美学によって新たな解釈を与えられたものだ。NIGOは、デザイナー、DJ、音楽プロデューサーとしての経験を活かし、「温故知新」の精神のもと、過去の資料や歴史を徹底的にリサーチ。モンクレールのアウトドアDNAとメルセデス・ベンツのラグジュアリーなカーブランドとしての象徴性を融合させた。

コレクションには、バーシティジャケット、チェックシャツ、ウォッシュドデニムのセットアップなど、ヴィンテージ・アメリカーナのエッセンスを漂わせるストリートライクなアイテムが揃う。特に注目すべきは、モンクレールの代名詞ともいえるダウンジャケットにメルセデス・ベンツのスリーポインテッドスターが施されたデザインや、Gクラスのシルエットを用いた刺繍表現、そしてカーインテリアにインスパイアされたチェックパターンである。

キャンペーンビジュアルは、フォトグラファーのティボー・グレヴェ（Thibaut Grevet）が担当。ニューヨークのルーフトップパーティーを舞台に、コレクションを纏ったモデルたちがGクラスの車内で過ごす姿が描かれており、背景には同地特有のウォータータワーが浮かぶ。さらに、“CO-CREATION”のプロセスに密着したドキュメンタリーフィルムも公開された。

発表イベントでは、NIGOと親交のある著名人たち――アルトン・メイソン（Alton Mason）、クロエ・ワイズ（Chloe Wise）、ジョーイ・バッドアス（Joey Bada$$）、カウズ（KAWS）などが招待され、空間全体がGクラスとコラボレーションの世界観に染まった。特に目を引いたのは、オープントランクをバーカウンターとして活用した演出や、シェフたちが車をテーマにした料理を振る舞う体験型ダイニング。未来的なショールームと、ヴィンテージカーが展示されたギャラリーが共存する空間は、まさに「過去と未来の交差点」となった。

コレクション「Moncler x Mercedes-Benz by NIGO」は、2025年4月4日より一部のモンクレールブティック、主要セレクトショップ、公式オンラインサイトにて販売が開始されている。

 

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