6月20日(現地時間)、ラグジュアリージュエリーブランドのティファニー(Tiffany & Co.)は、7月11日にオープンを控える東京・銀座の新旗艦店「ティファニー 銀座」の誕生に先駆け、歌舞伎座にて、特別貸切公演『ティファニー 銀座 幕開けを祝う観劇会』を開催した。
この夜、歌舞伎座の外観は象徴的なティファニーブルーにライトアップされ、正面に飾られた鳳凰丸の提灯もすべて同色で統一。観客を幻想的な世界へと誘った。この演出は、ティファニーが江戸文化への敬意を込めて贈る、日本文化へのオマージュであると同時に、ブランドが新たな時代へ踏み出す姿勢を象徴するプロローグでもあった。
公演では、江戸歌舞伎の名門・音羽屋の八代目尾上菊五郎と六代目尾上菊之助による襲名披露演目「六月大歌舞伎」が上演され、ブランドと日本の伝統が美しく交差した。

八代目尾上菊五郎は、「ティファ二― ブル―の提灯は史上初のことで、本当に美しかったです。今月はティファニーから贈呈された祝幕に日々勇気を頂き、この祝幕に描かれた大輪の菊のようになっていきたいと自分を奮い立たせていました。本日は皆様に温かい声援をいただき幸せな一日でした」と語り、この特別な夜に感謝の意を表した。
ティファニーは1972年の日本初上陸以来、半世紀以上にわたり日本市場と深い関係を築いてきた。今回の「ティファニー 銀座」オープンは、その歴史の中でも象徴的な一歩となるだろう。
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