ユニクロ(Uniqlo)が選んだ次のアイコンはラブブ─ POP MARTとのUTコレクション始動

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ユニクロ(UNIQLO)のグラフィックTシャツライン「UT」が、中国発のアートトイブランド、ポップマート(POP MART)と初のコラボレーションを発表した。「ウィー・アー・ザ・モンスターズ(WE ARE THE MONSTERS)」と題されたコレクションは、アーティストのカシン・ルン(Kasing Lung)による人気キャラクター「ザ・モンスターズ(THE MONSTERS)」シリーズから、特に高い人気を誇るラブブ(Labubu)をフィーチャーしている。

コレクションには、ブラック、ホワイト、グレー、ピンクの4色展開のTシャツが登場。胸元に「THE MONSTERLAND」のロゴを配したシンプルなデザインから、背面にキャラクターのアートを大きくあしらったもの、さらに「WE ARE THE MONSTERS」の文字とカラフルなグラフィックが組み合わさったバージョンなど、多彩なバリエーションを取り揃える。

なお、各アイテムは、8月中旬よりユニクロ公式オンラインストアなどで順次販売開始予定。大人向け、子ども向けのサイズが用意され、アメリカ、カナダ、日本、ベトナム、オーストラリア、中国といった複数地域で展開される。

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Courtesy of Uniqlo

ポップマートのライセンシング・ディレクターであるジエンポン・ヤン(Jianpeng Yang)は、同社のIP展開戦略について次のように語っている。

「ポップマートのライセンス事業はFMCG、食品、美容業界から、3C、アパレル、ホテル、バーチャル製品といった分野へと進化し、さらなる飛躍を遂げています。トップブランドとのカスタマイズ型の深い協業を通じて、IPの革新性と商業価値を高め、アートトイカルチャーIPをより多くの生活シーンに溶け込ませ、成熟したビジネスモデルの構築を目指してまいります。」

近年、ポップマートは「モリー(MOLLY)」「プッキー(PUCKY)」「ディムー(DIMOO)」「スカルパンダ(SKULLPANDA)」「スウィートビーン(SWEET BEAN)」「バニー(BUNNY)」といったオリジナルIPを軸に、世界の大手ブランドとのコラボレーションを重ねてきた。レイズ(Lays)やハーゲンダッツ(Haagen Dazs)、ロレアル パリ(L’Oreal Paris)、キールズ(Kiehl’s)などとの提携は、アートトイ市場にとどまらない同社の影響力を象徴している。

「アートトイを着る」という新たな消費体験を提案する同コレクション。UTというグローバルブランドとのタッグにより、ラブブは棚の上のフィギュアから、日常に生きるキャラクターへと次なるステージへと進化を遂げる。

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