ガブリエラ ハースト(Gabriela Hearst)、ブランド初の100%リサイクルコットンを用いた新作デニムラインを発表

Gabriela Hearst

ニューヨーク発のガブリエラ ハースト(Gabriela Hearst)が、ブランド初となる100%リサイクルコットンを使用したデニムコレクションを発表した。地球環境への責任と美意識の融合を体現した同コレクションは、2025年7月7日より公式オンラインストアにて販売を開始し、7月中旬からは伊勢丹新宿店でも順次展開される予定だ。

今回の新作は、2025年秋冬パリ・ファッションウィークで披露されたもので、ウルグアイ出身のデザイナー、ガブリエラ・ハースト(Gabriela Hearst)自身の哲学が色濃く反映されている。ファッション業界がサステナビリティの本質を再定義しようとするなか、彼女は責任ある贅沢という信念のもと、デニムという日常着に再びスポットを当てた。

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素材には、完全リサイクルのコットンを使用。染色プロセスでは、すべてのピースが手作業で環境に配慮したエコウォッシュ処理を施されており、通常の工業的なデニム製造に比べて電力使用量を大幅に削減。さらに、使用された水はろ過と再利用を繰り返す「サーキュラー・ウォーター・システム」によって、生産工程における環境負荷を最小限に抑えている。

シルエットは、ブランドを象徴する3型。クロップド丈の「エズラ・ブーツカット」、直線的なラインが美しい「レイ・ストレート」、そしてロング丈の「ウィラ・ブーツカット」で展開。すべてのモデルには、洗濯時に取り外し可能な木象嵌のカスタム真鍮製ウエストボタンがあしらわれている。

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色展開は、自然界の色彩や伝統的な顔料から着想を得た6色がある。コバルトブルー、ゴールデンバーチ、アンテロープオレンジ、バーントシェンナ、ホワイト、そしてウルグアイへのオマージュとして名付けられたウルグアイブルー。秋冬シーズンの定番であるアーストーンを超えて、鮮やかで詩的な色合いが、ワードローブに新たな表情を加える。

クラシックな素材を用いながらも、構築的かつ現代的な視点で再解釈されたこのコレクションには、ファッションの未来に問いを投げかける、ガブリエラ ハーストらしい静かで力強いメッセージが込められている。

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