米国ファッションデザイナー協議会(CFDA)とジェネシス・ハウスによるAAPIデザイナー支援プログラム、第3回公募を開始

Courtesy of BFA.COM/ CFDA

米国ファッションデザイナー協議会(CFDA)と現代自動車が手がける文化拠点「ジェネシス・ハウス(Genesis House)」は、アジア系アメリカ人および太平洋諸島系(AAPI)デザイナーを対象とした支援プログラム「AAPI Design + Innovation Grant」の第3回公募を開始した。

このプログラムは、イノベーション、アイデンティティ、目的意識を軸に、アメリカのファッションの未来を切り拓くAAPIデザイナーを称え、後押しすることを目的としている。2022年に始動して以来、同プログラムは初期段階にある才能あるクリエイターに対し、資金的援助と業界での可視性向上を提供してきた。

2025年のプログラムでは、選出された3名のファイナリストに対し、それぞれ無制限用途の4万ドルの助成金をはじめ、CFDAによる専門プログラムへの参加機会、韓国のソウルへの訪問、そしてニューヨークのジェネシス・ハウスでのプレゼンテーションの場が与えられる。また、CFDAの広報チャネルを通じて、業界内での露出機会も用意されている。

さらに最終選考において選ばれたグランプリ受賞者1名には、追加で6万ドルの助成金が授与される予定だ。

応募対象は、自らのブランドのクリエイティブディレクションを担い、明確なビジョンと強いブランドアイデンティティ、そして責任あるデザインへの姿勢を持つAAPIデザイナー。提出された応募は、業界のエキスパートおよびAAPIのクリエイティブリーダーによって審査され、最終的に数名のファイナリストが秋にプレゼンテーションへと進む。

応募締切は2025年7月14日まで。アメリカ国内で活躍を目指すAAPIデザイナーにとって、グローバルへの一歩を踏み出す絶好のチャンスとなる本プログラム。デザインに情熱を注ぎ、自身の世界観を築きたいと考える若き才能にとって、見逃せない機会だ。

応募詳細については、こちらから。

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