アメリカンイーグル（American Eagle）、2025年秋キャンペーンのミューズにシドニー・スウィーニーを起用

7月23日（現地時間）、アメリカンイーグル（American Eagle）は、俳優シドニー・スウィーニー（Sydney Sweeney）を2025年秋キャンペーンの新たなミューズに起用したことを発表した。「シドニー・スウィーニーは素晴らしいジーンズを持っている（Sydney Sweeney Has Great Jeans）」というキャンペーンタイトルと共に、同ブランドの原点とも言えるデニムへの回帰を掲げ、シンプルで洗練されたデニムスタイルを現代的に提案する。

アメリカンイーグルは、1977年の創業以来ジーンズを中心としたカジュアルウェアで人気を博し、今ではGen Z世代にとって最も支持されるデニムブランドのひとつに数えられている。今回のキャンペーンでは、トレンドに流されない“本物のデニム”へのこだわりを前面に押し出しつつ、次世代のアイコンであるスウィーニーを起用することで、ブランドの存在感をさらに強固なものにした。

「この秋、アメリカンイーグルはアイコニックな存在としての原点に立ち返り、流行をリードするデニムを打ち出します」と語るのは、アメリカンイーグルおよびエアリー（Aerie）の社長兼エグゼクティブ・クリエイティブ・ディレクター、ジェニファー・フォイル（Jennifer Foyle）。「革新的なフィット感と幅広いスタイリングの可能性は、今のコミュニティが求める“自由な着こなし”そのものです。スウィーニーの魅力とアメリカンイーグルのデニムが出会うことで、肩肘張らないスタイルに絶妙な遊び心が加わりました」。

スウィーニー自身も「アメリカンイーグルには自然体でいられる魅力があります。きちんとした印象なのに、ちゃんと“自分らしさ”を残してくれる。自信をくれて、どんなバージョンの自分にも寄り添ってくれるブランドです」とコメントしており、彼女の言葉からも長年の愛着が伝わる。

今回のキャンペーンでは、ラスベガスに登場した最先端施設「Sphere」の球体LEDスクリーン（エクソスフィア）にも広告を展開。さらには、スウィーニーが通行人と“会話”する3Dビルボードや、スナップチャット上で彼女と対話できるARレンズ、AIによるバーチャル試着体験など、革新的なメディア展開で話題を呼んでいる。

さらに、スウィーニーのスタイリングを手がけるモリー・ディクソン（Molly Dickson）とのコラボレーションにより、リアルな日常に寄り添うようなデニムスタイルが多数登場。親しみやすさとファッション性を兼ね備えたスタイリングは、まさに今の時代を象徴している。

なお、今季のコレクションでは、800点以上におよぶ秋の新作がラインナップされ、ウィメンズ・メンズともに充実の内容となっている。トップス、ボトムス、レイヤードアイテムまで、即戦力となるアイテムから次シーズンを見据えたデザインまで幅広く揃う。

デニムのバリエーションも豊富で、200種類を超えるフィットのなかに50以上の新スタイルを含み、70年代を思わせるハイライズフレアや、スウィーニー自身が着用するローライズ・バギー・ワイドレッグなど、レトロとモダンが融合したデザインも含まれる。

なかでも注目を集めているのが、「The Sydney Jean」。人気シリーズ「Dreamy Drape」をベースにスウィーニーと共同制作された限定モデルで、バックポケットには彼女が支援するドメスティックバイオレンス啓発の象徴である蝶のモチーフが刺繍されている。このジーンズの販売収益は、すべてメンタルヘルス支援を提供する非営利団体「Crisis Text Line」へ寄付され、24時間体制のサポート活動に活用される予定だ。

さらに、スウィーニーの撮影現場でのリアルタイムなテーラリングをもとに誕生した限定デニムジャケットも登場予定。彼女らしいナチュラルさと洗練が融合した1着で、8月10日より$79.95で販売が開始される。

なお、アメリカンイーグルの他に、エアリー、オフル／ネバイエアリー（OFFL/NE by Aerie）、トッドスナイダー（Todd Snyder）、アンサブスクライブド（Unsubscribed）といったブランドを擁する親会社、アメリカンイーグルアウトフィッターズ（American Eagle Outfitters）は、現在米国、カナダ、メキシコを中心に店舗を展開している。さらに、30カ国以上にわたるライセンスパートナーとの提携により、国際的なプレゼンスを強化しながらグローバル市場での成長を続けている。