スキムス（SKIMS）、就寝中にフェイスラインを整える“顔用シェイプウェア”を発売

キム・カーダシアン（Kim Kardashian）が手がけるシェイプウェアブランド「スキムス（SKIMS）」は、このほど、ブランド初となる顔用シェイプウェア「ザ・アルティメット・フェイス（The Ultimate Face）」を発表した。48ドルで販売された同製品は、ローンチ直後に完売し、すでに大きな注目を集めている。

ザ・アルティメット・フェイスは、「シグネチャー・スカルプティング・ファブリック」に「コラーゲン糸」を組み合わせた独自素材で構成され、顎のラインを整えることを目的としている。頭頂部と首の後ろに面ファスナーで固定することで、就寝中も安定したフィット感を保つことができる。カラーはクレイとココアの2色展開。夜間の美容ケアを重視する近年のトレンド「モーニング・シェッド（morning shed）」を意識したアイテムでもある。

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スキムスは、これまでにも「ヒップパッド付きショーツ」や「バットリフティングガーメント」「ニップルピアス付きブラ」など、数々の製品でバイラルを巻き起こしてきた。こうした機能性と会話を生むデザインを融合させたアプローチは、今回も健在である。

なお、ソーシャルメディア上では期待と好奇心の声がある一方で、「極端な美の基準を常態化させるのでは」といった懸念の声も散見される。事実、「このような製品が市場に出ることで、美容整形に似たルックを“自然なもの”として受け入れる社会的ムードが加速するのではないか」との指摘もある。

2019年の創業以来、スキムスはキム・カーダシアンのブランド力を背景に急成長を遂げ、アンダーウェアやラウンジウェア、水着などを中心に市場で確固たる地位を築いてきた。2024年には、キムのスキンケアブランド「SKKN by Kim」を買収し、ビューティー事業との統合を進行中であることから、今回の新商品はその第一弾とも捉えられる。