手頃な価格で高品質なアイテムを提供するブランド「クインス(Quince)」は、このほど、2億ドルの新たな資金調達を実施し、企業評価額を45億ドルにまで押し上げたことが米ブルームバーグ(Bloomberg)の報道によって明らかになった。今回のラウンドを主導したのは、マーク・ザッカーバーグ(Mark Zuckerberg)やジャック・ドーシー(Jack Dorsey)といったシリコンバレーの著名人の資産を管理することで知られる投資会社「アイコニック・キャピタル(Iconiq Capital)」である。
クインスは、2024年初頭にもシリーズCラウンドで1億2,000万ドルを調達しており、わずか半年で2度目の大型資金調達を達成。これにより、同社の累計調達額は4億6,150万ドルに達した。クランチベース(Crunchbase)のデータによれば、クインスがこの1年間に調達した金額は、ファッション・アパレル業界全体の同期間におけるベンチャー資金の総額と肩を並べている。