ジョルジオ アルマーニ(Giorgio Armani)が手がける世界初のビーチヴィラが、アラブ首長国連邦のラス・アル・ハイマに展開へ

Armani Beach Residences Ras Al Khaimah

ラグジュアリーファッションブランドのジョルジオ アルマーニ(Giorgio Armani)は、このほど、不動産開発会社RAKプロパティーズ(RAK Properties)およびSIEグループ(SIE Group)との提携により、アラブ首長国連邦(UAE)のラス・アル・ハイマで新たな不動産開発プロジェクト「アルマーニ・ビーチ・レジデンス・ラス・アル・ハイマ(Armani Beach Residences Ras Al Khaimah)」を発表した。これにより、世界で初めてとなるアルマーニブランドのビーチヴィラが誕生することになる。

開発地は、ミナ・アル・アラブ地区の中でも最も注目される住宅地「ラハ島」。静かな自然の湾に囲まれたこの場所には、限定的なビーチヴィラとラグジュアリーアパートメントが建設され、全住戸がプライベートビーチへ直接アクセスできるほか、アラビア湾を一望できる絶景も魅力となる。

なお、同プロジェクトの設計は、ジョルジオ アルマーニ本人と彼の建築チームによるもの。自身の邸宅からインスピレーションを得たデザインには、控えめで洗練されたエレガンスと、タイムレスな美しさが息づいている。

「“住まい”に関する新たなプロジェクトには非常に魅了されています。なぜなら、オートクチュールの考え方、すなわち貴重な素材の使用と唯一無二のテーラーメイドな創造性を、私たちの暮らしの空間に持ち込むことができるからです。RAKプロパティーズという業界屈指の企業と共に開発するこのヴィラは、私の旅路における重要なマイルストーンであり、周囲の海の風景と自然に溶け込むよう設計されている点でも、非常に意義深いものです」と、ジョルジオ・アルマーニ(Giorgio Armani)は語っている。

レジデンスの内部・外部にはカスタムラグジュアリーの設備が整えられ、会員制のビーチクラブや、ブランドによる特別イベント、プライベート体験、コンシェルジュサービス、グローバル特典など、アルマーニの世界観を体現する特別なサービスが提供される予定だ。

この発表は、アルマーニ・カーサ(Armani/Casa)の25周年、ブランド設立50周年という節目と重なり、ブランドのライフスタイル戦略を象徴する重要な位置づけとなっている。

自然豊かなラハ島の環境には、ウミガメやイルカ、季節によってはフラミンゴも生息しており、ジェベル・ジャイス山脈に囲まれた風景は、アラブ首長国連邦における“自然の首都”としてのラス・アル・ハイマの地位をより一層高めている。

RAKプロパティーズ CEOのサメ・ムフタディ(Sameh Muhtadi)は、「RAKプロパティーズとして、アルマーニのアイコニックなデザイン哲学を『アルマーニ・ビーチ・レジデンス・ラス・アル・ハイマ』という形で具現化できることを誇りに思います」とコメント。

また「この変革的なパートナーシップは、ラス・アル・ハイマの国際的な魅力の高まりと、当社とアルマーニの“プレミアム不動産の未来”に対する共通ビジョンを示す証です。この開発は、首長国におけるラグジュアリーライフの新基準となり、永続的な価値を提供し、ミナ地区内で比類なきライフスタイル体験を創出するでしょう」と述べている。

今回の開発は、ラス・アル・ハイマ首長国が掲げる経済・社会・環境の統合的な目標「Vision 2030」にも呼応するものであり、グローバルブランドによる高級住宅展開と地方都市の発展がリンクする、注目すべき事例でもある。

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