メッカ(Mecca)、メルボルンに世界最大級の独立型ビューティ旗艦店をオープン

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8月8日(現地時間)、オーストラリア発のビューティブランド、メッカ(Mecca)が、メルボルン中心部バーク・ストリートに総面積4,000平方メートル、3フロア構成の新旗艦店を開業した。世界最大級の独立型ビューティストアとして位置づけられ、約200のトップビューティブランドと80以上のサービスを提供し、300名以上のスタッフが常駐する圧巻の規模だ。

この店舗は、1930年代に建築家ハリー・ノリス(Harry Norris)が設計し、かつて世界最大級の書店「コールズ・ブック・アーケード」が入っていた歴史的建造物「EWコール・ビル」を大規模に改装して誕生した。デザインを手掛けたのは、ヘリテージ保全と現代的な商業空間デザインを融合させる手腕で知られるシドニーの建築事務所スタジオ・マックウォルター(Studio McQualter)。アーチ型窓やテラゾー床、装飾タイルなど、建物本来の魅力が丁寧に保存されている。

館内は「訪れるたびに新しい発見がある全日型デスティネーション」をコンセプトに構成。没入型フレグランスギャラリー「パフュメリア」、ナチュロパスが常駐し睡眠や腸内環境などのウェルネス相談に対応する「アポセカリー」、ヘア・メイク・ネイルの施術が受けられる「ビューティ・アトリエ」、臨床的スキントリートメントを行う「メッカ・エステティカ」など、多彩なゾーンが揃う。さらに、年間を通じてイベントやワークショップ、マスタークラスを開催する世界初の教育スペース「メッカバーシティ・オーディトリアム」も併設されている。

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1階には、店舗の象徴ともいえる円形の彫刻的構造「ビューティ・カルーセル」を配置。来店客が製品を試し、テクニックを学び、スタッフと交流できる共同空間で、最大12名が利用可能だ。メイクアップの楽しさや色彩の魅力、活気あるコミュニティの空気を感じられる場となっている。

デザイン面では、構造体をあえて露出させた意匠や手仕上げタイル、ヴィンテージとモダンを組み合わせた特注家具、大型ヴェニーニ製ペンダントライトなど、素材や照明へのこだわりが随所に表れている。改装過程で長年隠されていたオリジナルのテラゾー床や1930年代のアステカ模様タイルも再び姿を現し、歴史と現代デザインの美しい調和を生み出している。

メッカは1997年にメルボルンで最初の店舗を開業して以来、オーストラリアとニュージーランドに100店舗以上を展開してきた。この新旗艦店は、その歩みの集大成であり、体験型ビューティリテールの未来像を示す存在となる。

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