ポール スミス財団とCFDA、アメリカ人デザイナーにロンドンで1年間の創作支援プログラムを提供

Paul Smith

8月14日(現地時間)、米国ファッション協議会(CFDA)は、ポール スミス財団とタッグを組み、米国の若手デザイナー1名にロンドンでの特別な創作機会を提供することを発表した。対象者は「スタジオ・スミスフィールド」で行われるファッション・レジデンシーの第2期生として、6名の英国拠点デザイナーと共に活動する予定だ。

選ばれたデザイナーには、プロイェクト(Projekt)が支援する12か月間の無償スタジオスペース(約400平方フィート)のほか、業界リーダーによるメンタリング、ビジネスプラン策定のトレーニング、ビザや渡航費の支援、さらに生活費への多額のサポートが提供される。

応募受付は8月14日に開始し、最終選考は9月にニューヨークで実施する。審査パネルには、ポール・スミス(Sir Paul Smith)、CFDAのCEO兼会長スティーブン・コルブ( Steven Kolb)、副会長(プログラム戦略/教育&サステナビリティ担当)のサラ・コズロウスキー(Sara Kozlowski)が名を連ね、最終候補者の中から受賞者を決定する。

芸術や教育分野への資金が減少傾向にある今、両者のパートナーシップは、才能あるデザイナーが持続可能なビジネスと長期的なキャリアを築くための強力な後押しとなるだろう。

スミスは、「アメリカのデザイナーがこのプログラムに参加できるのは嬉しいことですし、人生を変える経験になることを願っています」とコメント。さらに「財団は数年前に正式化しましたが、それ以前から多くのデザイナーが実践的な助言を求めて訪ねてくれており、それが私たちの財団の核だと誇りに思っています」と語った。

コルブも「ファッションは国境を超えるビジネスです。この機会はアメリカ人デザイナーに国際市場での貴重な経験と人脈をもたらします。英国の同世代と共に活動することは創造的な交流を促し、業界全体をより強くします」と述べ、ポール・スミスへの感謝を表した。

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