ケリング(Kering)傘下のファイン・ジュエリーブランド「キーリン(Qeelin)」 が、新作“Wulu Eternity”コレクションのバングルを発表した。ブランド誕生から20周年を迎える今年、シグネチャーである「Wulu」モチーフを新たな解釈で昇華させ、東洋の哲学と現代的な美意識を融合させたデザインが登場する。
東洋と西洋をつなぐ象徴「Wulu」
キーリンの名は、中国神話に登場する幸運と愛の象徴“麒麟(Qilin)”に由来。ブランド設立以来、すべてのコレクションは文化的な意味を持ち、伝統的なシンボルをモダンなデザインへと落とし込んできた。なかでも“Wulu”は、ひょうたんをモチーフにした代表的なデザインで、古来より「幸運と繁栄」を象徴する存在だ。
今回発表された“Wulu Eternity”の新作バングルは、18Kホワイトゴールドと18Kローズゴールドの2色で展開。モチーフ部分には8つのダイヤモンドが配され、東洋の文化に根付く“幸運”への願いが込められている。


デザインの核となるのは、バングル全体を巡るライン。表面には光沢仕上げとサンドブラスト加工が施されており、まるでシルクロードの黄金の砂を思わせる質感のコントラストが特徴だ。動くたびに光と影が交差し、Wuluモチーフが浮かび上がる。その様はまるで永遠に続く詩のように「幸運と繁栄」を紡いでいる。
さらに、直線的なラインとパヴェダイヤモンドを組み合わせたデザインは、古代中国の美学“円天方地(round heaven and square earth)”を表現。卓越したクラフツマンシップによって、伝統とモダンが詩的な調和で仕上げられている。

シルエットはミニマルで、単体でも存在感を放つ一方、他のジュエリーとの重ね付けによってより奥行きあるスタイルを楽しむことができる。
動くたびに“Luck(幸運)”のエネルギーをまとい、光と影のハーモニーで現代と伝統をつなぐ“Wulu Eternity”。それは身につける人に寄り添い、日常を特別に変える一本である。
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