ニューヨーク ファッションウィーク(NYFW)、ロックフェラーセンターで再び一般公開へ

NYFW

9月8日(現地時間)米国ファッション・デザイナー協議会(Council of Fashion Designers of America、以下CFDA)は、9月11日から16日まで開催されるニューヨーク ファッションウィーク(NYFW)の最新コレクションを、一般向けにロックフェラーセンターで配信することを発表した。この『NYFW Live at Rockefeller Center』は、昨年に続き2度目の開催となる。

ロックフェラーセンターとCFDAは、プレゼンティングパートナーであるジェネシス(Genesys)の協力を得て、アメリカのコレクションを一般消費者に届ける。ニューヨーク ファッションウィークのショーを一般公開で視聴できるのは、リアルとデジタルを含めてロックフェラーセンターのみであり、上映はリンク(The Rink)やチャンネルガーデンズ(Channel Gardens)といった象徴的なスポットで行われる。

公式アンバサダーには、スーパーモデルのアノック・ヤイ(Anok Yai)、音楽アーティストのペソ・プルマ(Peso Pluma)とヤング・ミコ(Young Miko)が就任。

また9月10日には、CFDA会長のトム・ブラウン(Thom Browne)、マイケル・コース(Michael Kors)、アナ・スイ(Anna Sui)が、スターバックスの協力のもと、レインボールームでニューヨーク ファッションウィーク開幕を祝うカクテルイベントを開催する予定だ。

さらに翌11日には、トム・ブラウン、ジェネシス会長兼CEOのトニー・ベイツ(Tony Bates)、シンシア・ローリー(Cynthia Rowley)、ウィリー・チャバリア(Willy Chavarria)らが出席するリボンカッティングセレモニーが行われ、『NYFW Live at Rockefeller Center』の幕開けを告げる。

配信されるショーには、アレキサンダー ワン(Alexander Wang)、アナ スイ(Anna Sui)、ブランドン マックスウェル(Brandon Maxwell)、マイケル コース(Michael Kors)、ラルフ ローレン(Ralph Lauren)、トリー バーチ(Tory Burch)、ウラ ジョンソン(Ulla Johnson)らに加え、オフホワイト(Off-White)、エコーズ ラッタ(Eckhaus Latta)、コリーナ ストラダ(Collina Strada)など、ニューヨークを代表するブランドが名を連ねる。計6日間にわたり、多彩なデザイナーの2026年春夏最新コレクションが公開される。

CFDAのスティーブン・コルブ(Steven Kolb)CEO兼プレジデントは「1962年の設立以来、CFDAはアメリカのファッションデザイナーの創造性と卓越性を推進してきました。ロックフェラーセンターとの配信パートナーシップはこの使命を継続するものであり、ニューヨーク ファッションウィークの熱気を広く一般に届けるものです」と語り、ティッシュマン スパイヤー(Tishman Speyer)およびジェネシスへの感謝を表明した。

なおジェネシスは、AIを活用したエクスペリエンス・オーケストレーションの分野で世界的なリーダーとして知られ、ファッションブランドと連携しながら、感情知能に基づいたパーソナライズされた顧客・従業員体験を提供している。今回のパートナーシップは、ラグジュアリーファッションと消費者を結びつけ、心に残る体験を創出するという同社の姿勢を示すものだ。

ジェネシス会長兼CEOのトニー・ベイツ(Tony Bates)は「優れたファッションと優れた体験には共通点があります。それは、人々に『理解されている』『刺激を受けている』と感じさせることです」と語り、AIを駆使した顧客体験の重要性を強調した。

さらにロックフェラーセンターを運営するティッシュマン・スパイヤーのイー・ビー・ケリー(EB Kelly)は「NYFW Liveを通じて、ニューヨーカーと来訪者がニューヨーク ファッションウィークのエネルギーと創造性を体感できることを楽しみにしています」と述べている。

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