9月10日(現地時間)、モンクレール(Moncler)は、スタイリストで編集者のエドワード・エニンフル(Edward Enninful)とのコラボレーションによる新コレクションを発表した。エニンフルにとって初のファッションデザインへの挑戦となる今回のカプセルは、「極限の美」をテーマに掲げ、砂丘、吹雪、強風といった過酷な自然環境に立ち向かう“未来的な冒険者”のワードローブを描き出している。
エニンフルは、i-D誌最年少のファッションディレクター就任、British Vogue 編集長、Vogueグローバル・クリエイティブ&カルチュラル・アドバイザーなどを歴任し、30年以上にわたりファッション業界を牽引してきた。現在はメディア&エンターテインメント企業「EE72」を立ち上げ、新たな章を歩み始めている。今回のモンクレールとの協業は、その第一弾となる。
同コレクションは、モンクレールを象徴するパファーやブーダンキルティングに、クチュールを想起させる構築的なシルエットを掛け合わせ、新たな美学を構築したものだ。すべてのアイテムは、適応性・機能性・レイヤリングを軸に設計され、刻々と変化する自然環境にしなやかに呼応する。エニンフルのシグネチャーカラーであるブラックを基調とし、アクセサリーまで含めた細部に至るまで“冒険者のためのワードローブ”が完成されている。
また、同コレクションのキャンペーンビジュアルは、写真家タイラー・ミッチェル(Tyler Mitchell)が撮影し、モデルのアドゥ・アケチ(Adut Akech)が主演。砂丘や雪山を舞台に、未知の地へ果敢に挑むヒーロー像が幻想的に描かれている。



なお、同コレクションは一部のモンクレールブティックや主要セレクトショップ、そしてモンクレール公式オンラインストアにて、本日より発売が開始した。
さらに、9月11日より開幕するニューヨーク ファッションウィークにあわせ、サックス・フィフス・アベニュー本店では、没入型インスタレーションが公開される。7面のウィンドウにわたり、砂丘と雪山、そして両者が交錯する幻想的な風景が展開され、街のエネルギーを映し出す特別演出となる。
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